看護師の過去問 第110回 午前 問43
この過去問の解説 (3件)
正解は2です。
クッシング症候群とは副腎皮質ホルモンのひとつであるコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される疾患です。
一般的に30~50代の女性に多いと言われています。
満月様顔貌や中心性肥満、背中の上部を中心に脂肪が過剰につく(野牛肩)、皮膚が薄くなりあざができやすくなったり、筋力の低下などがみられます。
糖尿病や骨折のリスクも高くなります。感染への抵抗力も低下するため、感染リスクも高まります。
女性では月経周期が不規則となります。また、顔や体毛が濃くなり、頭髪は薄くなることがあります。
1.貧血の症状は認められません。
2.症状として月経周期の異常などの症状がみられます。
3.体重は増加傾向にあります。
4.クッシング症候群では副腎の機能が亢進しておこり、肝機能は直接的に関与しません。
✕ 1.貧血
貧血の症状はありません。
◯ 2.月経異常
クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモンのひとつであるコルチゾールというホルモンが、過剰に分泌される疾患です。
満月様顔貌や中心性肥満、赤ら顔のほか、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、月経異常などもみられます。
30~50代の女性に多いと言われ、副腎皮質腺腫と呼ばれる良性腫瘍や、副腎がんなどが原因に挙げられます。
✕ 3.体重減少
体重は増加します。
✕ 4.肝機能低下
肝機能には直接関与しません。
正解は2です。
Cushing〈クッシング〉症候群の成人女性患者にみられるものは、月経異常です。
そのほかの特徴的な症状として、満月様顔貌、野牛肩(バッファローハンプ)、中心性肥満、などがあります。
1 .貧血の症状は出現しません。消化管出血や潰瘍性大腸炎などの疾患にみられます。
2 .月経異常は、クッシング症候群の症状にみられます。
3 .体重減少は、甲状腺機能亢進症でみられます。
4 .肝機能低下は、肝硬変や肝臓がんなどの肝疾患にみられます。
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