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看護師の過去問 第110回 午前 問85

問題

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血液のpH調節に関わっているのはどれか。2つ選べ。
   1 .
   2 .
   3 .
心臓
   4 .
腎臓
   5 .
膵臓
( 看護師国家試験 第110回 午前 問85 )
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この過去問の解説 (3件)

1

正解: 2. 肺  4. 腎臓

血液のpH調節には、肺からのCO2の放出が関与しています。CO2は弱い酸性の物質で、肺のガス交換によって血液中から肺へ移動し排出されます。

しかし、CO2排出が過剰になるとpHは上昇して呼吸性アルカローシス、逆にCO2排出が滞るとpHは低下して呼吸性アシドーシスとなります。

腎臓も、血液のpH調節に関与しています。腎臓は過剰な酸や塩基を排出することで、pH調節を担っています。

しかし、腎臓の機能が低下し、重炭酸イオンが増加すると、代謝性アルカローシスとなります。逆に、重炭酸イオンが低下すると、代謝性アシドーシスとなります。

1. →胃は、胃酸によって酸性に保たれていますが、血液中のpH調節には関わっていません。

3. →心臓は、血液を全身に送るポンプの役割を果たしていますが、血液中のpH調節には関わっていません。

5. →膵臓は、消化酵素を含む膵液を分泌しますが、血液中のpH調節には関わっていません。膵液はアルカリ性ですが、膵臓から分泌され十二指腸で胃液と混ざることで中性となります。

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0

正解は2「肺」4「腎臓」です。

・体液のpHは一般に7.40±0.05に保たれています。

・体液のpHが正常範囲から外れ、低下したものをアシドーシス、上昇したものをアルカローシスと言います。

・pHは肺胞換気によるPco2の調節、腎臓による血漿HCO3⁻濃度の調節により恒常性を維持しています。

1.胃からは胃液が分泌されており、酸性の消化液ですが、血液中のpH調節には関わっていません。

2.肺換気量が低下することでPco2が上昇すると血中二酸化炭素濃度が上昇し、呼吸性アシドーシスの状態になります。また過呼吸のような換気量が過剰になった場合、Pco2が低下して、血中二酸化炭素濃度が低下し、呼吸性アルカローシスの状態になります。

3.心臓は血液を全身から集めて、全身へ送り出しています。血液中のpH調節には関わっていません。

4.呼吸性アシドーシスや呼吸性アルカローシスの状態に陥った時に、腎臓でHCO3⁻の再吸収を促進したり、排泄をしたりして、代償することで体液のpH濃度を一定に保とうとしています。

5.膵臓から分泌される膵液はアルカリ性ですが、血液中のpH調節には関わっていません。

0

正解は2と4です。

血液のpHが調整されることを酸塩基平衡といいます。

血液のpH値の正常範囲は7.35~7.45です。

1.胃には血液のpHの調整には関与しません。

胃は食べた食物などを消化、分解、吸収する役割があります。

2.肺からの二酸化炭素の放出が血液のpHに関わっています。

通常、二酸化炭素は血液によって肺へ運ばれ、肺から呼気として体外へ出されます。

呼吸状態により血中の二酸化炭素が排出されず溜まることにより血液のpHが下がります。

3.心臓は血液を循環させ、全身に送り出すポンプの役割がありますが、血液のpHの調節には関与しません。

4.腎臓は過剰な酸や塩基を排出することによって血液のpHを変化することができます。

5.膵臓はインスリンなどのホルモンの分泌などを行う臓器です。血液のpH調整には関与しません。

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