看護師の過去問
第110回
午後 問165
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問題
看護師国家試験 第110回 午後 問165 (訂正依頼・報告はこちら)
脂質異常症( dyslipidemia )の成人患者に対する食事指導の内容で正しいのはどれか。
- 不飽和脂肪酸の摂りすぎに注意する。
- コレステロール摂取量は1日600mg未満とする。
- 高トリグリセリド血症( hypertriglyceridemia )では、アルコールを制限する。
- 高LDLコレステロール血症( high LDL cholesterol )では、トランス脂肪酸の摂取を促す。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解: 3. 高トリグリセリド血症では、アルコールを制限する。
高トリグリセリド血症は、アルコール摂取量に比例して肝臓での合成が促進するため、過度の飲酒は高トリグリセリド血症を増悪させます。
脂質異常症は、以下の3つを総称したものです。
①中性脂肪が高い「高トリグリセリド血症」
②LDLコレステロールが高い「高LDLコレステロール血症」
③HDLコレステロールが低い「低HDLコレステロール血症」
1. →脂質異常症で摂取に注意が必要なのは、飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は、魚や植物の油に含まれており、適度な摂取はLDLコレステロールを下げる効果があります。
2. →コレステロール摂取量は1日200mg未満が望ましいとされています。
4. →高LDLコレステロール血症では、トランス脂肪酸の過剰摂取が動脈硬化を促進させるため、摂取は控えた方が良いです。
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02
正解は3です。
1.青魚に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、LDLコレステロール値を下げる働きがあります。
2.厚生労働省の摂取基準では、コレステロール摂取量は1日200㎎未満とされています。
3.アルコールは肝臓内で中性脂肪(トリグリセライド)の合成を増加させます。
4.トランス脂肪酸は血中のLDLコレステロールを増加し、HDLコレステロールを減少させます。
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03
正解:3 .高トリグリセリド血症( hypertriglyceridemia )=中性脂肪では、アルコールを制限する。
→アルコールの摂取量に比例して増えるため制限します。
1 .不飽和脂肪酸の摂りすぎに注意する。
→魚・植物に含まれます。体内で合成できません。必須脂肪酸に該当するため摂取は必要です。必須脂肪酸は動脈硬化などを予防します。
2 .コレステロール摂取量は1日
600mg未満とする。→200mg未満とします。
4 .高LDLコレステロール血症( high LDL cholesterol )では、トランス脂肪酸の摂取を
促す。→動脈硬化の原因のため制限します。
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