看護師の過去問
第110回
午後 問196
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問題
看護師国家試験 第110回 午後 問196 (訂正依頼・報告はこちら)
閉塞性動脈硬化症<ASO>( arteriosclerosis obliterans )について正しいのはどれか。
- 橈骨動脈に好発する。
- 粥状硬化が原因である。
- 末梢血流量が増加する。
- 歩行によって痛みが改善する。
- 中小動脈の非化膿性炎症で生じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
粥状硬化は動脈硬化の中でもいちばんよくみられるもので、動脈硬化と言うと普通この粥状硬化のことを指します。
粥状硬化とは、血管の壁にLDLコレステロールが入り込み、お粥のようなドロドロとした固まりが発生してしまう動脈硬化のことです。中~太い血管の動脈の内膜に起こりやすいです。
1.好発部位は、腸骨動脈領域、大腿動脈領域、下腿動脈領域です。
3.閉塞性動脈硬化症<ASO>は、動脈硬化により足の血管が狭くなったり詰まったりする病気なので、十分な血液が流れなくなるため抹消血液量は減少します。
4.歩くと足に痛みが出る(間欠性破行)のが特徴的な症状の一つです。重症化すると重症下肢虚血になり足が壊死するケースもあります。他に冷感や下肢のしびれなどの自覚症状があります。
5.太い血管の動脈硬化により生じます。
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02
正解 2 .粥状硬化が原因である。
ASOは名前の通り動脈硬化によって動脈が閉塞します。
サラサラ系の内服で溶かすか、直接血栓を取るか、壊死した場合は切断します。
1 .橈骨動脈に好発する。
→下肢の動脈に多いです。
3 .末梢血流量が増加する。
→閉塞しているから増加しません。
4 .歩行によって痛みが改善する。
→安静にすると疼痛は軽減します。歩くと痛みます。→間欠性はこのような症状が多いです。
5 .中小動脈の非化膿性炎症で生じる。
→好中球を多く含む炎症とASOの関連は低いと思われます。
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03
正解は2です。
閉塞性動脈硬化症の好発部位は腸骨動脈領域、大腿動脈領域、下腿動脈領域の3ヵ所となります。
粥状硬化とは動脈の内膜にコレステロールなどのドロドロした物質がたまり、次第に動脈の内腔が肥厚して狭くなる状態です。このドロドロした物質はアテローム(粥状硬化巣)となる原因となります。
閉塞性動脈硬化症は足の血管の動脈硬化により、血流量が低下します。そのため、歩行時に痛みやしびれが生じます。
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