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看護師の過去問 第110回 午後 問215

問題

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Aさん( 47歳、女性、会社員)は、夫( 54歳)と2人暮らし。6か月前から月経不順になり、閉経前の症状と思い様子をみていた。しかし、徐々に普段の月経時の出血量よりも多くなり、下腹部痛が出現してきたため、病院の婦人科外来を受診した。診察後、経腟超音波検査の指示が出され、看護師はAさんに検査について説明することになった。

Aさんは、経腟超音波検査で異常所見が認められ、その後の精密検査で子宮体癌( uterine corpus cancer )と診断されて準広汎子宮全摘出術と両側付属器(卵巣、卵管)切除術を受けた。術後の経過はよく、排尿障害もなく順調に回復していた。術後12日目のバイタルサイン測定時に「身体のほてりがあり、急に汗が出るようになったりして、夜もよく眠れません。そのためかイライラします」と看護師に訴えた。
Aさんに出現している症状の原因はどれか。
   1 .
エストロゲンの減少
   2 .
プロラクチンの減少
   3 .
アンドロゲンの増加
   4 .
オキシトシンの増加
   5 .
プロゲステロンの増加
( 看護師国家試験 第110回 午後 問215 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解は1です。

1.エストロゲンは卵巣で分泌されるホルモンです。エストロゲンは卵胞ホルモンまたは女性ホルモンともいいます。「女性らしさを作るホルモン」とも言われており、丸みのある体づくりや子宮や膣などの成長に関与します。また自律神経の働きを安定させる作用もあります。

Aさんは卵巣を摘出したことによりエストロゲンの分泌が減少したため、更年期障害の症状が出現したと思われます。

2.プロラクチンは乳汁分泌ホルモンとも言われます。

脳下垂体から分泌されるホルモンで、名前の通り母乳の分泌を促進する作用があるホルモンです。

3.アンドロゲンは男性ホルモンともいわれます。女性では卵巣や副腎皮質から分泌されるホルモンです。

卵巣摘出をおこなったAさんも分泌は減少しますが、アンドロゲンが減少したとしてもAさんのような症状の出現は考えにくいです。

4.オキシトシンは下垂体後葉から分泌されるホルモンです。

乳汁排出や分娩時の子宮収縮に作用します。

5.プロゲステロンは黄体ホルモンともいいます。

プロゲステロンは卵巣から分泌されます。

排卵直後から分泌量が増加し、子宮内膜の安定や乳腺の発達に作用します。

非妊娠時は排卵後1週間程度すると減少し始めます。

妊娠時は妊娠を継続するためプロゲステロンは分泌が継続されます。

プロゲステロンも卵巣から分泌するため卵巣摘出後は分泌は減少しますが、Aさんの症状の出現の原因とは考えにくいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

「1」が正解です。

エストロゲンは卵巣から分泌されますが、卵巣が摘出されたため分泌が無くなり、のぼせ・ほてり、発汗のほか、記憶力低下、外陰や腟の萎縮症状(外陰腟炎や性交痛)、動脈硬化、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、などが生じます。

0

正解は1です。

エストロゲンは卵胞ホルモンと呼ばれ、卵巣や胎盤で生成されます。40歳を過ぎた頃から減少し、ホットフラッシュと呼ばれるのぼせやほてり、発汗が起こりやすくなったり心身に様々な不調をきたします。

Aさんは卵巣も切除しているため、エストロゲンの減少が起こっていると考えられます。

2.プロラクチンが減少すると出産後の乳汁量が少なくなります。

3.アンドロゲンの増加では女性は多毛症や無月経など男性的な特徴が強く現れます。

4.オキシトシンは神経伝達物質のひとつであり、増加することでポジティブな感情や抗ストレスなど感情や意欲に大きく関わります。

5.プロゲステロンは黄体ホルモンと呼ばれ、子宮の環境を整え、妊娠しやすい状態にすることに関係するホルモンです。

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