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看護師の過去問 第110回 午後 問224

問題

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Aちゃん( 5か月、女児)は、父親(会社員)、母親(主婦)、兄のB君( 3歳)と4人家族である。近所に祖父母が住んでいる。Aちゃんは3日前から鼻汁と咳嗽があり、昨日夕方より39℃の発熱がみられ小児科外来を受診した。自宅で哺乳量の低下はなく、1日に1、2回咳嗽とともに嘔吐がみられていた。来院時、体温39.3℃、呼吸数45/分、脈拍142/分、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>98%( room air )であった。診察と検査の結果、RSウイルスによる急性細気管支炎( acute bronchiolitis )と診断され、去痰薬が処方された。

Aちゃんは、発熱が続き、哺乳量が減ってきたため2日後に再度来院した。来院時、体温39.4℃、呼吸数60/分、脈拍154/分、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>92%( room air )、口唇色と顔色はやや不良であった。胸部エックス線撮影で肺炎像は認められない。Aちゃんは、経口摂取不良と呼吸困難のため、母親が付き添って入院することとなった。酸素吸入と点滴静脈内注射が開始された。
入院前のAちゃんについて母親から収集すべき情報で優先度が高いのはどれか。
   1 .
去痰薬の内服状況
   2 .
最終排尿の時間
   3 .
皮膚搔痒の有無
   4 .
排便の状況
( 看護師国家試験 第110回 午後 問224 )
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この過去問の解説 (3件)

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RSウイルスは4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、重くなる場合には、その後咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現し、場合によっては、細気管支炎、肺炎へと進展していきます。

Aちゃんは細気管支炎を指摘されており酸素化が悪くなっていますが、肺炎にはなっていないことから、哺乳量の減少から脱水や栄養不良などを念頭に治療を開始していきます。

選択肢1. 去痰薬の内服状況

内服状況の確認も重要ですが、緊急性は低いです。

選択肢2. 最終排尿の時間

脱水の疑いがあるため、最終排尿時間は重要な質問事項になります。

選択肢3. 皮膚搔痒の有無

皮膚掻痒はRSウイルスや脱水とは直接的に関係がありません。

選択肢4. 排便の状況

排便状況の確認も必要ですが、RSウイルスによる消化器症状はみられないので優先度は低いです。

(「1日に1、2回咳嗽とともに嘔吐」は、咳嗽をきっかけに嘔吐していると考えられるため、RSウイルスによる消化器症状とは考えません。)

付箋メモを残すことが出来ます。
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「2」が正解です。

選択肢の中では、脱水の疑い(選択肢2に関係)と下痢や腸閉塞の有無(選択肢4に関係)が緊急性が高いと考えられます。


ただ、RSウィルスと診断されていることと、発熱や哺乳量の低下がみられますので、脱水の有無を確認することが最も優先順位が高いと思われます。従って、最終排尿の時間が最も重要な情報です。

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正解は2です。

この場合は発熱や哺乳量の低下による脱水のの程度を把握することが最も重要ですので、最終排尿の時間が最も重要な情報です。

去痰剤の内服状況も必要な情報ですが、Aちゃんのこの時点での状態からすると、優先度は低いです。

皮膚搔痒の有無、排便の状況はRSウイルスによる急性細気管支炎にはあまり関係ありません。

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