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看護師の過去問 第110回 午後 問229

問題

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Aさん( 32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。

入院時のAさんへの看護師の対応として適切なのはどれか。
   1 .
二度と使用しないと約束させる。
   2 .
回復が期待できる病気であることを伝える。
   3 .
使用をやめられなかったことに対する反省を促す。
   4 .
自分で薬物を断ち切る強い意志を持つように伝える。
( 看護師国家試験 第110回 午後 問229 )
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この過去問の解説 (3件)

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薬物依存症は「薬物による快楽を得るために、その薬物を続けて使用せずにいられなくなった状態」です。入院時はまだ看護師との信頼関係も築けていない時期ですので、それを踏まえた対応が必要です。

選択肢1. 二度と使用しないと約束させる。

約束をしてもやめられない状態が依存症治療の難しいところです。また、まだ関係性の築けていない看護師との約束は適切ではありません。

選択肢2. 回復が期待できる病気であることを伝える。

治療プログラムや自助グループの参加など治療を進めていけると、一歩ずつ依存から離れることができます。

道のりは長くなりますが、希望があることを伝えることでAさんの不安を除去し、治療への積極性を高めることを期待します。

選択肢3. 使用をやめられなかったことに対する反省を促す。

反省を促すことは薬物依存症の治療とはならず、看護師が行うことではありません。

選択肢4. 自分で薬物を断ち切る強い意志を持つように伝える。

強い意志を持っても、きっかけがあればまた再開してしまうことが薬物依存症治療の難しい点です。

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「2」が正解です。


Aさんは、病気と診断され、今後の見通しが不安定な状況で、強い不安を抱えていると考えられます。まずは、Aさんに回復が期待できる病気であることを伝え、不安を軽減し、治療への意欲を高めることが先決と思われます。

「1」:看護師とAさんの信頼関係が構築される前に約束を強要することは避けるべきです。


「3」:逮捕、入院したことで、後悔にかられたり、自尊心が低下している状況と考えられます。また、信頼関係を構築する前の看護師から反省を促されても、納得できず、わだかまりが残りかねません。


「4」:患者の意志が弱いことで再度覚せい剤を使用してしまうように誤解されます。覚せい剤は依存性が強く、退院後も再度使用してしまう可能性が高いため、強い意志を持つことは望ましいですが、本人や家族のおかれている状況、覚せい剤を使用してしまった原因を十分アセスメントして、Aさんに必要な介入を検討することが必要です。

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1.入院時は看護師が患者との信頼関係を築く最初の時間です。なかなか薬を断ち切れず、不安と混乱の中にいる患者に対して安易に約束することは適切ではありません。

2.正解です。入院時には病気への不安を抱えている患者に、必ずこの病気は回復する病気であることを伝えることで、不安も軽減され、治療への意欲にもつながります。

3.入院することになり、自尊心が低下している患者に対してかける言葉として不適切です。

4.この病気は繰り返してしまうことも多く、患者の意思だけでは解決できません。本人や家族、医療チームが一丸となって支えていく必要があります。

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