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看護師の過去問 第110回 午後 問230

問題

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Aさん( 32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。

入院2週後、Aさんは病棟生活のルールを守ることができず、それを注意した看護師に対して攻撃的になることがあった。別の看護師がAさんに理由を尋ねると「指図するような話し方をされると、暴力的だった父親を思い出し、冷静でいられなくなる」と話した。
このときAさんに起こっているのはどれか。
   1 .
転移
   2 .
逆転移
   3 .
躁的防衛
   4 .
反動形成
( 看護師国家試験 第110回 午後 問230 )
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この過去問の解説 (3件)

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1つ1つの定義と事例を一致させておくと、答えやすい問題です。

選択肢1. 転移

転移とは親や家族に対して抱いていた抑圧された感情を、類似した対象に向けることです。

Aさんが父親に抱いていた感情を、指図するような看護師に向けていると考えられます。

選択肢2. 逆転移

逆転移とは、治療者が被治療者に対して無意識に自分の感情を向けてしまうことです。

例えば、母親と同年代の患者を母親に重ねてしまい、苦しみを吐露し、弱っていく姿を見たくないという治療者の思いから治療が進展しないなどです。

選択肢3. 躁的防衛

躁的防衛は無理に明るいキャラクターを演じることなどで、気を紛らわせたり悲しい気持ちに蓋をしたりするなどの心の防衛行動です。

選択肢4. 反動形成

反動形成自分の思っていることと、正反対の行動をとることです。

例えば、好きな相手にそっけない態度を取ってしまうなどがあります。

付箋メモを残すことが出来ます。
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「1」が正解です。


転移には、陽性転移と陰性転移の二種類があると言われています。

陽性転移は、治療者に対して信頼、尊敬、情愛、感謝などの感情を示し、陰性転移は、敵意、攻撃性、猜疑心、不信感などの感情を示します。

これらの特殊な感情は、患者が幼少期に、両親など自分にとって重要であった人物に対して持っていた抑圧された感情が、治療者に対して向けられたものであると考えられます。

0

正解は1です。

転移…親や家族に対して抑圧された感情を、類似した対象に向けることです。

逆転移…治療者が非治療者(患者)に対して無意識に自分の感情を向けてしまうことです。

躁的防衛…自分の大切な対象を失ったり傷つけてしまったと感じる際、その不安や抑うつ的な感情から無意識に自分を守るため、楽しそうに振舞ったりします。

反動形成…自分の受け入れられない不快な感情に抵抗するため、それとは逆の行動や態度をとることです。

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