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看護師の過去問 第110回 午後 問233

問題

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Aさん( 35歳、男性)は1人暮らし。両親は他県に住んでいる。30歳のときに双極性障害( bipolar disorder )と診断され、これまでに4回の入退院を繰り返している。給料をインターネットゲームの利用料金で度々使い果たし、それが原因で両親と何度も口論になったことがある。仕事では同僚とトラブルを起こすたびに転職を繰り返しており、今回も同僚と口論になり自ら退職した。Aさんは「前の職場の同僚に嫌がらせをしてやる」と母親に電話をかけ、心配した両親が一緒に精神科病院を受診した。診察室では多弁で大きな声を出し、椅子を蹴るなどの行為がみられた。医師の診察の結果、入院して治療することになった。

入院後1週、身体的拘束は解除された。Aさんは常に動き回り、他の患者への過干渉が続いている。食事中に立ち上がりホールから出ていこうとするため、看護師が止めると強い口調で言い返してくる。Aさんは「ゲーム関連の仕事を探したい。早く退院させろ」と1日に何度も看護師に訴えるが、主治医は退院を許可していない。
Aさんへの対応で適切なのはどれか。
   1 .
休息できる場所へ誘導する。
   2 .
過干渉となる理由を確認する。
   3 .
退院後は家族と暮らすように提案する。
   4 .
仕事に必要なスキルについて話し合う。
( 看護師国家試験 第110回 午後 問233 )
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この過去問の解説 (3件)

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双極性障害は躁状態とうつ状態が交互に現れるのが特徴です。問題文のAさんは躁状態にあるといえます。

躁状態は、感情高揚に精神運動興奮があいまって、他者の迷惑をかえりみない言動や、トラブルを起こしやすくなります。また、体力消耗してしまうので十分な休養を促していくことが大切です。

選択肢1. 休息できる場所へ誘導する。

正解です。

選択肢2. 過干渉となる理由を確認する。

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 退院後は家族と暮らすように提案する。

上記説明より、不適切です。

選択肢4. 仕事に必要なスキルについて話し合う。

上記説明より、不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

「1」が正解です。


Aさんの身体拘束が解除されていることから、急性期の興奮状態はおさまっていると考えられます。しかし、常に動き回ることや、他の患者への過干渉、看護師への強い口調、訴えが続いていることから、躁状態にあると思われます。まずは、休息できる場所に誘導し、本人への刺激を減らし、状態を落ち着かせることが重要です。

選択肢2はかえって興奮を促進する可能性があります。また、選択肢3,4もさらなる刺激につながる場合がありますので、状態が落ち着いたのちに検討すべき項目です。

0

1が正解です。

Aさんは急性期の興奮状態から脱したものの、躁状態は続いており、過干渉、多弁、易興奮性の症状はまだ見られています。

この状態で説得したり、具体的な話に持ち込んだりすると、Aさんの状態はさらに悪化すると思われます。

刺激を避けて落ち着けるよう、休息への援助が必要です。

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