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看護師の過去問 第110回 午後 問236

問題

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Aさん( 37歳、男性)は妻( 40歳、会社員)と2人暮らし。筋強直性ジストロフィー( myotonic dystrophy )で週5回の訪問介護を利用していた。1か月前に傾眠傾向が著明となり入院して精査した結果、睡眠時無呼吸に対して夜間のみフェイスマスクを用いた非侵襲的陽圧換気療法が導入された。Aさんは四肢遠位筋に筋萎縮と筋力低下があるが、室内の移動は電動車椅子を操作して自力で行え、食事も準備すれば妻と同じものを摂取できる。退院後、週1回午後に訪問看護が導入されることになった。

退院前カンファレンスで、訪問介護の担当者から、これまでと同様に退院後も昼食の準備と後始末、口腔ケア、入浴介助を行う予定と発言があった。訪問看護師は訪問介護の担当者に、Aさんの状態の変化に気付いたら連絡がほしいと協力を求めた。
訪問介護の担当者に説明するAさんの状態の変化で、特に注意が必要なのはどれか。
   1 .
傾眠傾向
   2 .
眼の充血
   3 .
口腔内の乾燥
   4 .
食事摂取量の低下
( 看護師国家試験 第110回 午後 問236 )
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この過去問の解説 (3件)

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Aさんは、「1か月前に傾眠傾向が著明となり入院して精査した結果、睡眠時無呼吸に対して夜間のみフェイスマスクを用いた非侵襲的陽圧換気療法が導入された」ため、訪問看護を導入しています。訪問看護師は全身の状態についてアセスメントが必要ですが、特に訪問看護が導入されるきっかけとなった事柄は注意して経過をみていく必要があります。

選択肢1. 傾眠傾向

正解です。

選択肢2. 眼の充血

上記説明通り、特に注意が必要なのは「傾眠傾向」です。

選択肢3. 口腔内の乾燥

上記説明通り、特に注意が必要なのは「傾眠傾向」です。

選択肢4. 食事摂取量の低下

上記説明通り、特に注意が必要なのは「傾眠傾向」です。

まとめ

選択肢にはありませんが、臨床で気を付けることとしてはマスクが接触する部分の皮膚トラブルを観察することも大切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

「1」が正解です。


筋強直性ジストロフィーにより呼吸筋の活動が低下することで、睡眠時無呼吸が生じています。この睡眠時無呼吸により、十分な睡眠を得ることができず、昼間の眠気が強くなることがあります。
筋強直性ジストロフィーが進行していることが考えられるほか、夜間の長時間の酸欠状態により、高血圧が引き起こされたり、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなったり、糖尿病が悪化したりするリスクが高まりますので、留意が必要です。

0

正解は1です。

1.筋強直性ジストロフィーは様々な症状が現れますが、Aさんは傾眠傾向が著明となっていたことから、中枢神経系の症状として特に注意が必要です。

2.眼の充血は優先度は高くありませんが、白内障など眼の異常の可能性があるため注意が必要です。

3.マスクの使用により、口腔内の乾燥が見られることがありますが、優先度は低いです。

ただし、口腔内に細菌が繁殖しやすいため、口腔ケアを十分に行う必要があります。

4.食事も準備すれば妻と同じものを摂取できるとのことですので、現時点では優先度の低い観察項目です。

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