問題
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高齢者の義歯の取り扱い方法で正しいのはどれか。
1 .
就寝時に外す。
2 .
熱湯で洗浄する。
3 .
保管時は乾燥させる。
4 .
総義歯は奥歯を起点に外す。
( 看護師国家試験 第111回 午前 問19 )
正解1
解説
1日1回(就寝時など)は、義歯の下の粘膜に刺激がない環境を作るために一定時間義歯をはずす時間が必要です。誤嚥予防のためにも就寝時は義歯を外しておきます。
義歯の手入れは、乾燥すると変形の原因になるので水や義歯洗浄剤につけて保管します。熱湯やアルコールでの洗浄消毒は形・変質の原因となります。
よって2、3は不正解です。
4.総義歯の外し方は、下顎用は前歯を持ち、奥歯を上げるようにして浮かして外します。上顎用は前歯をつまみ後ろを浮かすように、奥歯を下げる要領ではずします。
正解は1です。
感染や口臭の予防のためにも、寝る前に義歯は外し水につけておきます。
2:熱湯での洗浄は変形してしまうため行いません。
3:乾燥によっても変形してしまうため、水の中に入れておきます。
4:義歯を外すときは、義歯と歯肉の間に空気を入れるように徐々にずらして外します。
義歯は高価なことが多く、誤った取り扱いで変形や変色を生じさせないよう注意が必要です。
装着したまま就寝すると、装着部の粘膜が圧迫され虚血状態となり炎症を起こす可能性があります。取り外し可能な義歯は外してから就寝します。
義歯はぬるま湯や水で洗浄します。熱湯では変形の可能性があります。
義歯は適温の水を張った容器で保管します。乾燥で変形の可能性があります。
義歯を外すときは指で持ちやすい前歯を起点にして、奥歯からゆっくり取り外します。