看護師の過去問
第112回
午前 問64
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問題
看護師国家試験 第112回 午前 問64 (訂正依頼・報告はこちら)
新生児の呼吸窮迫症候群<RDS>(respiratory distress syndrome)で正しいのはどれか。
- 呼吸数が減少する。
- 過期産児に発症しやすい。
- 生後24時間ころから発症する。
- 肺サーファクタントの欠乏が原因で生じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題のポイントは以下の通りです。
①肺サーファクタントの欠乏が原因である。
②新生児の呼吸窮迫症候群は早期産児に起こりやすい。
これを踏まえて問題を解いていきましょう。
呼吸窮迫症候群で呼吸数は増加します。
早期産児に発症しやすいです。
呼吸窮迫症候群は生後1時間くらいから発症すると言われています。
正解です。肺サーファクタントの欠乏が原因で発症します。
早期産児、過期産児での出産に伴うリスクなどをまとめておくと良いでしょう。
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02
呼吸窮迫症候群(RDS)とは、肺サーファクタントの欠乏が原因で発症し、在胎37週未満で出生した新生児に起こりやすい呼吸器疾患です。
×:誤り
呼吸窮迫症候群では、肺胞が膨らまらないためうまく呼吸ができず、多呼吸になります。
×:誤り
呼吸窮迫症候群は、肺サーファクタントの産生が不十分な在胎37週未満で出生した新生児に起こりやすいです。リスクは未熟性の程度に伴い上昇します。
×:誤り
呼吸窮迫症候群は出生直後から症状がみられ、出生後24~48時間後に症状は最も重症になります。通常であれば、生後3~4日目になると肺サーファクタントの産生が始まり症状は改善されます。
○:正しい
呼吸窮迫症候群は、肺サーファクタントの欠乏が原因で発症します。
肺サーファクタントとは肺胞の虚脱を防ぐ物質であり、不足していると肺が広がらなくなり呼吸不全に陥ります。
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03
新生児の異常所見も国家試験に出題されやすいです。1つ1つ整理していきましょう。
誤りです。呼吸ひっ迫症候群では呼吸数が増加します。
誤りです。34週までの早産児に発症しやすいです。
誤りです。出生直後から数時間にかけて発症します。
正解です。
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