看護師の過去問
第113回
午前 問13

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

免疫機能に関与する細胞はどれか。
  • 血小板
  • 白血球
  • 網赤血球
  • 成熟赤血球

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この過去問の解説 (3件)

01

血液の構成と役割や、成り立ちの理解がポイントになります。

選択肢1. 血小板

×:

止血作用があります。

選択肢2. 白血球

〇:

ウイルスや有害な物質が侵入した際に排除、

防御作用があり免疫機能に関与しています。

選択肢3. 網赤血球

×:

成熟赤血球の前段階の未熟な赤血球です。

選択肢4. 成熟赤血球

×:

酸素運搬作用があります。

まとめ

病原体などの異物から体を守るための仕組みを「免疫」といいます。


自然に反応して真っ先に攻撃をする免疫反応のことを自然免疫と呼び、
白血球は、さまざまな免疫細胞で構成され、
顆粒球(54~60%)・リンパ球(35~41%)・マクロファージ(5%)
の3つに大別されています。


免疫細胞は種類によって働きが異なり、
それぞれの役割を担うことで、抗原から体を守っています。

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02

この問題を解くポイントは、白血球が免疫機能に関与する細胞ということを知っているかどうかです。

選択肢1. 血小板

血小板は血液凝固の作用を持っていますので、こちらの選択肢は誤りです。

選択肢2. 白血球

白血球は、免疫機能の中心的役割を果たす細胞です。異物排除や抗体産生などを担っています。こちらの選択肢が正解です。

選択肢3. 網赤血球

網赤血球は赤血球の未熟な形態です。主に、酸素の運搬に関与する赤血球へ成熟する途中段階の細胞を指します。こちらの選択肢は誤りです。

選択肢4. 成熟赤血球

成熟赤血球は、酸素を全身に運搬する役割を持ちますが、免疫には関与しないため、こちらの選択肢は誤りです。

まとめ

免疫機能に関与する細胞の主な役割として、体内に侵入した異物や病原体(細菌やウイルスなど)を認識して排除することです。これらを担うのが白血球です。

白血球には、好中球・リンパ球・単球(マクロファージ)・好酸球・好塩基球といった種類があります。今回の問題を機に、覚えておきましょう。

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03

免疫機能は私たちの体を病原体から守るための大切な仕組みです。

さまざまな細胞が協力して働くことで、感染や異物から体を守っています。

この問題では、免疫機能に直接関与する細胞について理解することがポイントです。

選択肢1. 血小板

「血小板」は、主に血液の凝固に関与する細胞です。

出血した際に傷口をふさぎ、血液を固める役割がありますが、免疫機能に直接関与するわけではありません。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢2. 白血球

「白血球」は、免疫機能に最も関与する細胞です。

体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃し、感染から体を守る働きを持っています。

白血球には、好中球、リンパ球、マクロファージなどさまざまな種類があり、

それぞれ異なる方法で免疫反応に関与しています。

このため、この選択肢が正しい答えです。

選択肢3. 網赤血球

「網赤血球」は、赤血球が成熟する前の段階の細胞です。

酸素を運ぶための準備をしている段階であり、免疫機能には関与していません。

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢4. 成熟赤血球

「成熟赤血球」は、酸素を全身に運ぶ役割を持つ細胞です。

免疫反応に関与するわけではなく、免疫機能とは直接関係がありません。

よって、この選択肢は誤りです。

まとめ

免疫機能に関与する細胞は「白血球」です。

白血球は体を病原体から守る重要な役割を果たしており、

さまざまな種類の白血球が協力して免疫反応に関与します

他の選択肢である「血小板」、「網赤血球」、「成熟赤血球」は、

免疫機能には直接関与しないため、しっかりと区別して覚えておきましょう。

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