看護師の過去問
第113回
午前 問34

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

成人の心音の聴取部位を図に示す。
心音の聴診における、僧帽弁領域はどれか。ただし、聴取部位は●で示す。
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この過去問の解説 (3件)

01

この問題を解くポイントは、心音聴取の部位をおさえているかどうかです。

以下の選択肢を1つずつ確認していきましょう。

選択肢1. ①

不正解。

右第2肋間隙・胸骨縁は、大動脈弁領域です。

選択肢2. ②

不正解。

左第2肋間隙・胸骨縁は、肺動脈弁領域です。

選択肢3. ③

正解。

左第4肋間隙・胸骨縁は、僧帽弁領域です。

選択肢4. ④

不正解。

右第4肋間は、心音を聴取する部位ではありません

 

まとめ

僧帽弁領域は、左第5肋間隙の鎖骨中線(心尖部)に位置します。この部位を聴診することで僧帽弁に関連する音(僧帽弁逆流や狭窄による雑音)を聴取することができます。

合わせておさえておきましょう。

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02

心臓の弁が閉じるときに生じる音を
心音といい、聴取については
フィジカルアセスメントからも参照できます。

聴取部位をイメージしやすくする為に
心臓の解剖生理から、右室、左室、弁の部位の把握がポイントになります。

選択肢1. ①

×:

大動脈弁領域で第2肋間胸骨右縁で聴診しやすい領域です。

選択肢2. ②

×:

肺動脈弁領域で、第2肋間胸骨左縁で聴診しやすい領域です。

選択肢3. ③

〇:

僧帽弁領域で第5肋間左鎖骨中線で聴診しやすい領域です。

選択肢4. ④

×:

第4肋間胸骨右緑は心音聴取は行われない部位ですが、

心電図検査では胸部誘導として、この部位にV1誘導(赤)を装着します。

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03

心音の聴診では、心臓の4つの弁(大動脈弁、肺動脈弁、三尖弁、僧帽弁)の音を聴取するため、

それぞれの聴診部位が決められています。

僧帽弁の聴診部位は、心尖部(心臓の最下部)付近に位置します。

この解説では、各聴取部位を順に確認していきます。

選択肢1. ①

①は胸骨の右縁、第2肋間に位置する部位で、大動脈弁領域です。

この領域は大動脈弁の音を聴取するための部位であり、僧帽弁領域ではありません。

選択肢2. ②

②は胸骨の左縁、第2肋間に位置する部位で、肺動脈弁領域です。

この領域は肺動脈弁の音を聴取するための部位であり、僧帽弁領域ではありません。

選択肢3. ③

③は胸骨の左縁、第5肋間に位置する部位で、僧帽弁領域(心尖部)です。

この部位は僧帽弁の音を最もよく聴取できる場所であり、正解です。

選択肢4. ④

④は胸骨の下部、左側の第5肋間付近に位置する部位で、三尖弁領域です。

この部位は三尖弁の音を聴取するための部位であり、僧帽弁領域ではありません。

まとめ

僧帽弁領域は③(胸骨左縁、第5肋間)に位置します。

この部位は心尖部とも呼ばれ、僧帽弁の音を最もよく聴取できる部位です。

その他の部位はそれぞれ、①大動脈弁領域、②肺動脈弁領域、④三尖弁領域の弁の音を聴取するための場所です。

心音の聴診では、各弁の音を正確に評価するため、聴取部位をしっかりと把握しておくことが重要です。

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