看護師の過去問
第113回
午前 問93

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(49歳、女性)は、これまで在宅勤務でほとんど外出することがなく、BMI33であった。Aさんは久しぶりの出勤の際に転倒し、右大腿骨頸部骨折(femoral neck fracture)と診断され、右人工股関節置換術を受けることになった。
術後3日、Aさんの全身状態は改善し、読書をして過ごしている。
Aさんの術後の合併症を予防する適切な肢位はどれか。
  • 外旋
  • 外転
  • 内旋
  • 内転

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は「外転」です。

右人工股関節置換術後に注意すべき合併症の一つは脱臼です。

特に、内旋内転などの姿勢は、脱臼のリスクを高めるため、避けるべき肢位です。

術後のリハビリやケアでは、外転位を保持し、人工関節に無理な力がかからないようにすることが推奨されています。

 

選択肢1. 外旋

外旋も脱臼のリスクを高める可能性があるため、避けるべき姿勢です。

特に股関節の角度が不安定になるため、手術後には注意が必要です。

 

選択肢2. 外転

外転は、股関節の脱臼を防ぐために適した肢位です。

術後のリハビリでは外転枕を用いて、この姿勢を維持し、脱臼を予防することが重要です。

 

選択肢3. 内旋

内旋は、脱臼を引き起こすリスクが高いため、避けるべきです。

特に股関節の回転運動に伴う内旋は、人工関節を不安定にするため危険です。

 

選択肢4. 内転

内転も脱臼リスクを高めるため、術後の姿勢としては不適切です。

内転位では股関節に過度な負担がかかり、関節の安定性が失われる可能性があります。

 

まとめ

人工股関節置換術後の適切な肢位は外転です。

内旋や内転は股関節の脱臼リスクを高めるため、避けることが推奨されます。

外転枕などを使用し、股関節が安定する姿勢を保つことが重要です。

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