看護師 過去問
第113回
問96 (午前 問96)
問題文
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(57歳、男性)は、妻(50歳)と2人で暮らしている。21歳から喫煙習慣があり、5年前に風邪で受診した際に肺気腫(pulmonary emphysema)と診断された。最近は坂道や階段を昇ると息切れを自覚するようになってきた。
5年後、Aさんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の低下がみられたため、退院後に在宅酸素療法<HOT>を導入することになった。Aさんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。
Aさんへの指導内容で適切なのはどれか。
Aさん(57歳、男性)は、妻(50歳)と2人で暮らしている。21歳から喫煙習慣があり、5年前に風邪で受診した際に肺気腫(pulmonary emphysema)と診断された。最近は坂道や階段を昇ると息切れを自覚するようになってきた。
5年後、Aさんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の低下がみられたため、退院後に在宅酸素療法<HOT>を導入することになった。Aさんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。
Aさんへの指導内容で適切なのはどれか。
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問題
看護師国家試験 第113回 問96(午前 問96) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(57歳、男性)は、妻(50歳)と2人で暮らしている。21歳から喫煙習慣があり、5年前に風邪で受診した際に肺気腫(pulmonary emphysema)と診断された。最近は坂道や階段を昇ると息切れを自覚するようになってきた。
5年後、Aさんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の低下がみられたため、退院後に在宅酸素療法<HOT>を導入することになった。Aさんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。
Aさんへの指導内容で適切なのはどれか。
Aさん(57歳、男性)は、妻(50歳)と2人で暮らしている。21歳から喫煙習慣があり、5年前に風邪で受診した際に肺気腫(pulmonary emphysema)と診断された。最近は坂道や階段を昇ると息切れを自覚するようになってきた。
5年後、Aさんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の低下がみられたため、退院後に在宅酸素療法<HOT>を導入することになった。Aさんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。
Aさんへの指導内容で適切なのはどれか。
- 「寒いときは電気毛布を使ってください」
- 「入浴時は酸素チューブを外してください」
- 「ガス調理器を電磁調理器に変更してください」
- 「呼吸が苦しいときは楽になるまで酸素流量を上げてください」
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この過去問の解説 (2件)
01
Aさんへの指導内容で適切なのは、「ガス調理器を電磁調理器に変更してください」です。
酸素は支燃性であり、ガス調理を行うことで引火する可能性があるため危険です。
不正解です。
電気毛布は静電気をまとうことで発火の可能性があり、在宅酸素療法<HOT>中のAさんが使用するのは危険です。
不正解です。
入浴時は酸素の使用量が増えるため、酸素チューブを外すと低酸素状態に陥る可能性が高まります。
入浴中も酸素吸入を続けます。
正解です。
酸素によって引火しやすいことから、在宅酸素療法<HOT>中は2m以内は火気厳禁とされています。
電磁調理器であれば、ガスを使用しないので使用可能です。
不正解です。
酸素流量は医師の指示通りに保ちます。
患者や家族は酸素流量を勝手に上げてはいけません。
在宅酸素療法では、酸素による引火を防ぐために喫煙を禁止することはもちろん、火を使用しない電化製品で生活することが必要です。
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02
正解は「ガス調理器を電磁調理器に変更してください」です。
在宅酸素療法(HOT)を導入している患者にとって、酸素は非常に引火しやすいため、火気の使用には特に注意が必要です。
ガス調理器の使用は、酸素と火が近くなることで火災リスクが高まるため、電磁調理器(IHクッキングヒーター)に変更することが推奨されます。
また、酸素流量の変更や酸素チューブの取り外しは医師の指示に従う必要があります。
電気毛布は、発火の危険があるため、酸素療法中の患者に対しては使用を避けるよう指導するのが一般的です。
酸素が引火しやすいため、電気機器の使用には注意が必要です。
在宅酸素療法を行っている患者は、入浴中も酸素療法を続ける必要があります。
酸素チューブを外すと低酸素状態になる可能性があるため、指示されている酸素療法は継続しなければなりません。
正解。ガスコンロなどの火を使う調理器具は、酸素の近くで使用すると引火のリスクが高まります。
電磁調理器(IH)は火を使わないため、安全性が高く、酸素療法を行っている患者には適した選択です。
酸素流量を変更する際は、必ず医師の指示に従う必要があります。
自己判断で酸素流量を上げると、酸素中毒やその他の合併症を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
在宅酸素療法を行っている患者では、火気や電気機器の使用に注意が必要です。
ガス調理器から電磁調理器に変更することで、火災リスクを減らすことができます。
また、酸素療法の流量変更やチューブの取り外しは、医師の指示の下で行う必要があります。
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