看護師の過去問
第113回
午後 問29
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問題
看護師国家試験 第113回 午後 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
保健統計調査と調査項目の組合せで正しいのはどれか。
- 患者調査 ――――――― 受療の状況
- 人口動態調査 ――――― 転出入
- 国民生活基礎調査 ――― 生活習慣
- 国民健康・栄養調査 ―― 健康診断の受診状況
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この過去問の解説 (2件)
01
患者調査は、医療施設を利用する患者について、その傷病の状況などの実態を明らかにして医療行政の基礎資料を得るために行われます。
受療の状況は、患者調査の項目に該当します。
患者調査は、国内の医療機関を利用する患者の受療状況を把握するために、推計患者数や受療率、退院患者の平均在院日数などが調査されます。
転出入についての情報は、住民基本台帳人口移動報告に扱われます。
人口動態調査においては、出生・死亡・婚姻・離婚などが調査されています。
生活習慣についての情報は、国民健康・栄養調査に含まれる項目です。
国民生活基礎調査とは、主に世帯の生活や福祉に関するものであり、世帯構造、世帯の収入、世帯員の健康状況などを調査します。
健康診断の受診状況は、国民生活基礎調査で調査される項目であり、国民健康・栄養調査は、国民の健康状態、栄養摂取、食生活などを調べるため、この選択肢は適切ではありません。
保健統計調査と調査項目についての問題は珍しく、難問ではありますが、それぞれの調査の目的や調査項目を確認し、判断できるようにしておきましょう。
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02
正解は「患者調査 ― 受療の状況」です。
患者調査は、日本国内の医療機関を利用する患者の受療状況を把握するために行われ、受療行動や病気の種類、医療機関の利用状況などが調査されます。
患者調査は、医療機関で治療を受けている患者の受療状況や、どのような病気で受診しているかを調べるために行われる調査です。
これにより、日本の医療の現状や医療ニーズが明らかになります。
人口動態調査は、出生、死亡、婚姻、離婚などの「人口の動態」を調べる調査であり、転出入については扱っていません。
転出入は住民基本台帳などで把握されます。
国民生活基礎調査は、主に世帯の生活や福祉に関する調査で、生活習慣病の有無や保健サービスの利用状況は把握しますが、個々の生活習慣そのものを詳細に調査するものではありません。
国民健康・栄養調査は、国民の健康状態、栄養摂取、食生活などを調べるもので、健康診断の受診状況については「国民生活基礎調査」で調査されています。
保健統計調査は、日本の公衆衛生政策や社会福祉の充実に重要なデータを提供しています。
各調査には特定の目的があり、それぞれ異なる項目を扱っています。
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