看護師 過去問
第113回
問165 (午後 問45)
問題文
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>に汚染された注射針による針刺し事故の感染率で正しいのはどれか。
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問題
看護師国家試験 第113回 問165(午後 問45) (訂正依頼・報告はこちら)
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>に汚染された注射針による針刺し事故の感染率で正しいのはどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>に汚染された注射針による針刺し事故の感染率で正しいのは、0.3%です。
不正解です。
母親がHIVに感染している場合、無対策で出産して児に感染する確率は20~30%です。
この割合も、適切な対策をすればさらに減少します。
不正解です。
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>に汚染された注射針による針刺し事故の感染率は、0.3%程度です。
不正解です。
母子感染の原因になる出産時も、適切な抗レトロウイルス療法を行うことでヒト免疫不全ウイルス<HIV>の感染リスクは1%未満に低下します。
正解です。
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>に汚染された注射針による針刺し事故の感染率は、0.3%程度です。
ヒト免疫不全ウイルス<HIV>に汚染された注射針による針刺し事故の感染率は、0.3%程度です。
針刺し事故が起こった場合は、抗HIV薬予防内服を実施します。
抗HIV薬予防内服を4週間行えば、ほとんど感染しないとされています。
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02
まず、HIVの感染経路とそれぞれのリスクのパーセンテージを見てましょう。
無防備な性行為:
受動的肛門性交: 約1.38%(1380/100,000)
受動的な側(挿入される側)の感染リスクが高いです。
能動的肛門性交: 約0.11%(110/100,000)
挿入する側のリスクは受動的な側より低いですが、依然としてリスクがあります。
受動的膣性交: 約0.08%(80/100,000)
女性が感染するリスクです。
能動的膣性交: 約0.04%(40/100,000)
男性が感染するリスクです。
母子感染:
出産時の感染: 15~45%(予防策を講じない場合)
妊娠中、出産時、または授乳を通じて母親から子供に感染するリスクです。適切な抗レトロウイルス療法を行うことで、このリスクは1%未満に低下します。
注射器の共有:
注射器の共有による感染: 約0.63%(630/100,000)
薬物使用者が感染した注射器を共有することによるリスクです。
針刺し事故:
医療従事者の針刺し事故: 約0.3%(30/10,000)
医療現場での針刺し事故による感染リスクです。
以上のことを考慮して考えてみましょう。
不正解:無対策で出産した場合に考えられる数値です。
不正解:性交よりも高い数値です。針刺し事故で考えると現実的ではないです。
不正解:性交よりも高い数値です。針刺し事故で考えると現実的ではないです。
正解:針刺し事故によるHIV感染のリスクは約0.3%とされています。これは、HIVに感染した血液が付着した針による刺傷を受けた場合の感染率です。
この数字は、他の血液媒介性病原体(例えば、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルス)と比較しても低い値です。
したがって、HIVに汚染された注射針による針刺し事故の感染率として正しいのは 0.3% です。
この低い感染率でも、針刺し事故が発生した場合は、速やかに適切な対応を行うことが重要です。これには、事故後の迅速な洗浄、医療機関への報告、そして必要に応じた抗HIV薬の予防投与(PEP: Post-Exposure Prophylaxis)が含まれます。
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03
正しい解答は、「0.3%」です。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に汚染された注射針による針刺し事故におけるHIVの感染率は、およそ0.3%とされています。
HIVの感染率としては非常に高すぎます。
針刺し事故によるHIV感染のリスクはもっと低いです。
実際のHIV感染率は、この数字よりもかなり低い値です。
HIVに汚染された針による感染率はさらに低いです。
HIVに汚染された注射針による針刺し事故の感染率は、おおよそ0.3%とされています。
これは、他の感染症(例えばB型肝炎やC型肝炎)と比較しても低い値です。
HIVは感染力がそれほど高くないため、針刺し事故においても感染率はこの程度にとどまります。
HIVに汚染された注射針による針刺し事故の感染率は、約0.3%です。
感染リスクを減らすために、針刺し事故が発生した場合には、すぐに適切な対応を行い、必要に応じて抗HIV薬の予防投与(PEP)を開始します。
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