看護師の過去問
第113回
午後 問46
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問題
看護師国家試験 第113回 午後 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
急性髄膜炎(acute meningitis)患者への対応で正しいのはどれか。
- 鎮痛薬は禁忌である。
- 頭部に温罨法を行う。
- 部屋の照明を暗くする。
- 腰椎穿刺直後は頭部を高くする。
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この過去問の解説 (2件)
01
急性髄膜炎(acute meningitis)は、脳と脊髄を覆う膜(髄膜)の炎症であり、細菌やウイルス感染が原因で発症することが多いです。髄膜炎の患者に対する適切な対応は、症状の緩和と患者の快適さを考慮することが重要です。
不正解です。
急性髄膜炎では、頭痛が非常に強いことが多いため、適切な鎮痛薬を使用して痛みを和らげることが重要です。
鎮痛薬の使用は禁忌ではありません。
不正解です。
温罨法は、髄膜炎の症状を悪化させる可能性があるため、通常は行いません。
髄膜炎では、頭部を冷やすことが症状緩和に役立つ場合があります。
正解です。
髄膜炎の患者は、光に対して非常に敏感(光過敏)になることがあります。
部屋の照明を暗くすることで、患者の不快感を軽減し、快適さを保つことができます。
不正解です。
腰椎穿刺(ルンバールパンクチャー)直後は、通常、患者を平らに寝かせることが推奨されます。
これは、穿刺後の頭痛を予防するためです。
頭部を高くすると、髄液圧の変化により頭痛が悪化する可能性があります。
急性髄膜炎の患者に対する適切な対応として正しいのは、部屋の照明を暗くすることです。
これは、髄膜炎の患者が光に対して非常に敏感になることがあるため、光過敏による不快感を軽減し、患者の快適さを保つために有効です。
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02
正しい解答は、「部屋の照明を暗くする」です。
急性髄膜炎では、光に対して過敏になる「光過敏症」が生じやすいため、部屋の照明を暗くすることが適切です。
急性髄膜炎では、頭痛や痛みが強いため、鎮痛薬の使用は禁忌ではなく、適切に使用することができます。
強い痛みを和らげることで、患者の苦痛を軽減することが重要です。
ただし、症状や診断結果に応じて使用の可否を医師が判断します。
急性髄膜炎の患者には、頭部に温罨法を行うことは適切ではありません。
温罨法は血流を促進するため、髄膜炎の炎症が増悪する可能性があります。
冷罨法も含めて、頭部の直接的な温度刺激は避けるべきです。
急性髄膜炎では、光に対して過敏になる「光過敏症」がしばしば見られます。
部屋の照明を暗くすることで、患者の不快感を軽減することができます。
このため、髄膜炎の患者には照明を暗くし、静かな環境を整えることが推奨されます。
腰椎穿刺後には、髄液の漏れを防ぐため、水平または少し頭を低くした姿勢を取ることが推奨されます。
頭部を高くすると、髄液の圧力が下がり、頭痛が悪化する可能性があるため、適切ではありません。
急性髄膜炎の患者では、光過敏症への対応として部屋の照明を暗くすることが重要です。
その他の対応についても、患者の症状に応じた適切なケアが求められます。
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