看護師 過去問
第114回
問208 (午後 問88)

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問題

看護師試験 第114回 問208(午後 問88) (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者における感覚器の変化の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 高音域の聴力が保持される。
  • 痛覚の感受性が低下する。
  • 味覚の閾値が低下する。
  • 暗順応が低下する。
  • 嗅覚は保持される。

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい選択肢:痛覚の感受性が低下する/暗順応が低下する
高齢になると神経や受容体の働きが衰え、痛みを感じにくくなったり、暗い場所に目が慣れる速度が遅くなったりします。

これらは加齢による代表的な感覚器の変化です。

選択肢1. 高音域の聴力が保持される。

加齢性難聴ではまず高い音から聞き取りにくくなります。

保持されるわけではありません。

選択肢2. 痛覚の感受性が低下する。

皮膚の神経線維や脊髄‐脳への伝達が鈍り、痛みの閾値が上がります。

けがや疾患の発見が遅れる要因になります。

選択肢3. 味覚の閾値が低下する。

味蕾の数が減り、実際には味を感じにくくなるため閾値は上昇します。

記述は誤りです。

選択肢4. 暗順応が低下する。

網膜の杆体細胞機能や瞳孔反射が衰えることで、暗い環境に慣れるまでの時間が長くなります。

選択肢5. 嗅覚は保持される。

嗅上皮の感覚細胞が減少し、匂いの識別力が低下します。

保持されるとはいえません。

まとめ

高齢者では 痛みがわかりにくい/暗さに適応しにくい と覚えると実務で役立ちます。

聴覚・味覚・嗅覚も多くの場合で低下するため、生活環境の工夫や見守りが必要です。

 

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