公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午前 問23
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午前 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
学習性無力感はどのような体験が繰り返されることで生じるか。正しいものを1つ選べ。
- 他者から非難される体験
- 特定の課題を遂行する体験
- 特定の行動を回避する体験
- 努力が成果に結びつかない体験
- 特定の場面での不安や緊張の体験
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この過去問の解説 (3件)
01
各選択肢については、以下の通りです。
1→他者から非難される体験はストレスが高まる状況ではありますが、非難に対して反論をすることで、学習性無力感に至ることを避けられます。
よって選択肢は、誤りです。
2→特定の課題を遂行する体験により、学習性無力感よりも、達成感などが生じます。
よって選択肢は、誤りです。
3→特定の行動を回避する体験は、行動を回避できるため、特定の行動に対して適応していると考えられます。
よって選択肢は、誤りです。
4→努力が成果に結びつかない体験は、「どうせやっても無駄だ」といった感情を引き起こします。
これがいわゆる「学習性無力感」です。
よって選択肢は、正しいです。
5→特定の場所での不安や緊張の体験は、対人不安を生じさせます。
よって選択肢は、誤りです。
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02
回避・抵抗する気力も行動も失う状態を言います。
自分は無力であるという感覚を学習してしまう、ということです。
1.誤りです。
2.誤りです。
3.誤りです。
4.これが正解です。
努力しても努力しても一向に成果に結びつかない体験をすると、
努力する行動を取らなくなります。
5.誤りです。
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03
この問題で覚えておくべきポイントは以下のとおりです。
学習性無力感が、どの理論でどのように述べられているか、理解していれば答えは容易に選択できます。
それでは問題を見てみましょう
学習性無力感は、自分自身がストレス回避できない状態が続いていて、対処することをあきらめてしまう状態であり、他者から避難されるわけではありませんので、間違いです。
学習など、特定の課題を遂行する体験をする場面は多々あります。研修制度もその一つでしょう。そのため間違いです。
過度なストレスを感じた行動を避けることは、様々な場面で見られます。学習性無力感は自ら回避できなくなった状態ですので、間違いです。
学習性無力感を引き起こす体験を指しているため、正しいです。
これは社会不安障害の説明にあたりますので、間違いです。
様々な事象に対し、どのように反応するかがまとめられています。
どの理論の中で用いられている言語か、理論ごとに整理して覚えておきましょう。
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