公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午前 問41
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午前 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
重回帰分析で算出される重相関係数の説明として、正しいものを1つ選べ。
- 説明変数間の相関係数のことである。
- 基準変数と予測値との相関係数のことである。
- 説明変数と予測値との相関係数のことである。
- 説明変数と基準変数との相関係数のことである。
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この過去問の解説 (3件)
01
重回帰分析とは、複数の独立変数によって、一つの従属変数を予測したり、影響を調べたりする手法のことです。
基準(目的)変数を複数の説明(予測)変数で表現します。
そして、重相関係係数は、分析の妥当性を知るものであり、数値が高いほど分析そのものが妥当であるとされています。
各選択肢については、以下の通りです。
1→説明変数間だけの相関係数ではありません。
よって選択肢は、誤りです。
2→基準(目的)変数と説明(予測)変数との関係性を表すものです。
よって選択肢は、正しいです。
3→予測値とは、説明変数とその影響の強さを示す標準偏回帰係数との積のことです。
よって選択肢は、誤りです。
4→説明変数と基準変数の相関は、ピアソンの積率相関係数のことです。
よって選択肢は、誤りです。
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02
基準変数と予測値との相関係数のことです。
基準変数=目的変数
説明変数=予測変数 です。
予測値は、説明変数×その影響の強さ で示されます。
1.誤りです。
2.正しいです。
3.誤りです。
4.誤りです。
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03
この問題で覚えておくべきポイントは以下のとおりです。
統計学、重回帰分析に関する一般的な事柄を理解しておく必要があります。
それでは、問題を見てみましょう。
実際のデータと回帰式から求められた予測値との相関関係のことを示します。説明変数間だけではないため、間違いです。
重相関係数に関する説明文章ですので、正しいです。基準変数=目的変数のことにあたります。
説明変数ではなく、基準変数と予測値との相関関係のことを指すため、間違いです。
説明変数ではなく、予測値と基準変数との相関係数のことを指すため、間違いです。
基準変数=目的変数であり、説明変数=予測変数(応答変数・従属変数) です。
予測変数と予測値は異なりますので、混同しないようにしましょう。
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