公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午前 問49

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問題

公認心理師試験 第1回(2018年) 午前 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

ヒューマンエラーに該当しないものを1つ選べ。
  • Aのスイッチを押すつもりであったが、忘れて押さなかった。
  • Aのスイッチを押そうとして、うっかりBのスイッチを押した。
  • Aのスイッチを押すルールがあったが、周知されていなかったため押さなかった。
  • Aのスイッチを押すべき状況で、Bのスイッチを押すべきと思って、Bのスイッチを押した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

ヒューマンエラーとは、「意図しない結果を生じる人間の行為」です。「(うっかり)するべきことをしなかったことにより、意図しない結果が生じたこと」をいいます。

1.→Aのスイッチを押すつもりだったが、うっかりするべきことを忘れてしまい、Aのスイッチを押さなかったということなので、1は該当します。

2.→Aのスイッチを押そうとして、うっかり「意図せず」Bのスイッチを押したということなので、2は該当します。

3.→Aのスイッチを押すことになっていたのですが、周知されていなかったということは、「Aのスイッチを押すべき人が、意図してAのスイッチを押さなかった」ということなので、3は該当しません。

4.→Aのスイッチを押すところを、うっかりBのスイッチだと思って押し、結果的には意図せずAのスイッチを押さなかったということなので、4は該当します。

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02

1.ヒューマンエラーに該当します。

2. ヒューマンエラーに該当します。

3.これが正解です。ヒューマンエラーに該当しません。
ヒューマンエラーとは、人為的なうっかりミスのことです。
周知されていない、知らなかった、という場合のミスはヒューマンエラーとは言いません。

4. ヒューマンエラーに該当します。

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03

この問題で覚えておくべきポイントは以下のとおりです。

ヒューマンエラーの定義を理解し、現象に照らし合わせることで解釈する必要があります。

それでは問題を見てみましょう。

選択肢1. Aのスイッチを押すつもりであったが、忘れて押さなかった。

忘れた、という部分で意図しない行動によるヒューマンエラーに該当します。

選択肢2. Aのスイッチを押そうとして、うっかりBのスイッチを押した。

うっかりという部分で、意図しないヒューマンエラーに該当します。

選択肢3. Aのスイッチを押すルールがあったが、周知されていなかったため押さなかった。

周知されていなかった、ということは知らなかったので、押すことができません。これはヒューマンエラーには該当しません。

選択肢4. Aのスイッチを押すべき状況で、Bのスイッチを押すべきと思って、Bのスイッチを押した。

Bのスイッチを押すべき、と意図的なヒューマンエラーに該当します。

まとめ

ヒューマンエラーの定義は人間が原因になって発生するミスのことです。思い込み、誤認やそもそもの知識不足によるものが意図しない行動によるヒューマンエラーであり、手抜きや勝手な行動によるミスが、意図した行動によるヒューマンエラーです。

人が原因になったミスかどうか、を慎重に見極めてみましょう。

 

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