公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午前 問55
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午前 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
向精神薬とその副作用の組合せで、正しいものを2つ選べ。
- 抗不安薬 ------------------------------------ 身体依存
- 炭酸リチウム -------------------------------- 甲状腺機能亢進症
- 非定型抗精神病薬 ---------------------------- 体重減少
- メチルフェニデート -------------------------- 食欲亢進
- 選択的セロトニン再取り込み阻害薬<SSRI> ---- 賦活症候群
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1と5です。
1.→抗不安薬の副作用は、眠気・ふらつきと身体依存及び精神依存があります。よって1は正しいです。
2.→炭酸リチウムの副作用は、振戦(ふるえ)、頻尿、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症などがあります。甲状腺機能「亢進症」ではないので、2は誤りです。
3.→非定型抗精神病薬では、体重増加、脂質異常、糖尿病などの代謝系の副作用が現れやすい傾向があります。体重減少の副作用はありませんので、3は誤りです。
4.→メチルフェニデートの副作用は、睡眠障害と食欲減退、口渇、体重減少などです。食欲亢進の副作用はありませんので、4は誤りです。
5.→選択的セロトニン再取り込み阻害薬<SSRI>の副作用のひとつに、賦活症候群(アクティベーションシンドローム)があります。賦活症候群では、不安・焦燥、動悸・震え・呼吸困難などのパニック症状、不眠、興奮・易刺激性・怒りっぽい、衝動性、身体のムズムズ感、躁状態等が生じます。よって、5は正しいです。
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02
抗不安薬:身体依存、精神依存、眠気、ふらつきなど。
炭酸リチウム:甲状腺機能低下症。
非定型抗精神病薬:体重増加、ふらつき、眠気など。
メチルフェニデート:食欲低下、不眠など。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬:賦活症候群。
以上により、1と5が正しい組合せとなります。
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03
以下に解説します。
正しいです。
抗不安薬(特にベンゾジアゼピン系)は、長期間使用すると身体依存を引き起こす可能性があります。
炭酸リチウムは主に甲状腺機能低下と関連しています。
非定型抗精神病薬(例:オランザピン、クエチアピンなど)は通常体重増加と関連しています。
メチルフェニデート(ADHDの治療に使われる薬)は通常、食欲抑制の副作用を引き起こすことが多いです。
正しいです。
SSRIは、稀に賦活症候群(アクティベーション症状)を引き起こすことがあります。これは、気分が高揚しすぎたり、不安感が増すことを指します。
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