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公認心理師の過去問 第1回(2018年) 午前 問64

問題

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55歳の男性A、自営業。Aは糖尿病の治療を受けていたが、その状態は増悪していた。生活習慣の改善を見直すことを目的に、主治医から公認心理師に紹介された。Aは小売店を経営しており、取引先の仲間と集まってお酒を飲むのが長年の日課となっていた。糖尿病が増悪してから、主治医には暴飲暴食をやめるように言われていたが、「付き合いは仕事の一部、これだけが生きる楽しみ」と冗談交じりに話した。Aは「やめようと思えばいつでもやめられる」と言っている。しかし、翌週に面接した際、生活習慣の改善は見られなかった。
まず行うべき対応として、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
家族や仲間の協力を得る。
   2 .
飲酒に関する心理教育を行う。
   3 .
断酒を目的としたグループを紹介する。
   4 .
Aが自分の問題を認識するための面接を行う。
   5 .
Aと一緒に生活を改善するための計画を立てる。
( 公認心理師試験 第1回(2018年) 午前 問64 )
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この過去問の解説 (2件)

83

正解は4です。

現状としては、まだAに飲酒をやめる動機づけが芽生えていない状態といえます。その中で「2.飲酒に関する心理教育」「3.断酒を目的としたグループを紹介」「5.Aと一緒に生活を改善するための計画を立てる」ことをしても、動機づけが芽生えていない状態では効果のあるものとは言えません。よって、2,3,5は誤りです。

1.→家族や仲間の協力を得ることについては、まずAと家族や仲間との関係性を見きわめる必要があります。家族や仲間との関係が悪い状態ですと、ご本人の飲酒をやめさせるために逆効果になる恐れもあります。また、Aの動機づけがない状態では、家族や仲間の徒労に終わってしまう恐れもあります。よって、1はまず行うべき対応としては適切ではありません。

4.→まだAに明確な動機づけがない状態ですので、まずはAに動機づけ面接を行う必要性があります。Aに自分の問題を認識させることが、最初に行うべき対応となります。よって、4は正しいです。

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41
生活習慣の改善が見られないが、本人は「やめようと思えばいつでも辞められる」と言っているケースです。

問題意識の低さが認められますから、まずは動機づけが必要となります。よって正解は4です。

2,3,5はいずれも、4の後に行うべき対応です。

1は、少なくとも家族関係は現状不明ですし、家族が既に手を焼いている可能性も十分考えられますから、今すぐ行うべき対応とは言えません。

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