公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午後 問98
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問98 (訂正依頼・報告はこちら)
学校における一次的、二次的及び三次的援助サービスについて、正しいものを1つ選べ。
- 一次的援助サービスは問題の早期発見を目的としている。
- 一次的援助サービスには発達障害の子どもへの支援を含む。
- 二次的援助サービスは問題が大きくなったときに行う。
- 三次的援助サービスは特別支援教育のことである。
- 一次的、二次的及び三次的援助サービスはそれぞれが独立して行われる。
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この過去問の解説 (3件)
01
二次的援助サービスとは、学習意欲の低下や孤立など、一部の子どもを対象に行うサービスで、こうした子どもたちの早期発見・早期対応を目指します。
三次的援助サービスとは、特別な援助ニーズを持つ子どもが対象で、不登校、いじめ、虐待などの問題状況に置かれた子どものアセスメントや問題解決を旨とするサービスです。
以上により、正解は2です。一次的援助サービスはすべての子どもが対象ですから、当然、発達障害の子どもも含まれます。
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02
正解は2です。
一次的援助サービスとは、すべての子どもを対象とした予防的な対応を行う支援、援助ことです。
二次的援助サービスとは、困難を抱えつつある子どもや問題を抱えるリスクが高い子どものニーズに応えていく支援、援助のことです。
三次的援助サービスとは、困難や問題を抱えてしまった特定の子どもに対する支援、援助のことです。
各選択肢については、以下の通りです。
1→一次的援助サービスは、予防的な対応を行う支援、援助ことです。
設問の、早期発見を目的としているのは、二次的援助サービスです。
よって選択肢は、誤りです。
2→一次援助サービスの対象は、全ての子どもです。そのため、発達障害の子どもも含まれます。
よって選択肢は、正しいです。
3→問題が大きくなった時に行うのは、三次的援助サービスです。
よって選択肢は、誤りです。
4→特別支援教育=三次的援助サービスではありません。
三次的援助サービスの中の1つに特別支援教育が含まれます。
よって選択肢は、誤りです。
5→それぞれの援助サービスは相互に関係しあっています。
そのため、問題やニーズが変化したら、関係機関は連携しながら、切れ目なく支援を行っていく必要があります。
よって選択肢は、誤りです。
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03
以下に解説します。
正しいです。
一次的援助サービスは、すべての学生に対して提供される予防的な支援であり、問題が大きくなる前に早期に発見し、対処することを目的としています。発達障害のある子どもへの支援も含みます。
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