公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午後 問100
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問100 (訂正依頼・報告はこちら)
ワーク・モチベーション研究において人間関係論の基礎となったものとして、正しいものを1つ選べ。
- A. H. Maslow の欲求階層説
- D. McGregor の X-Y理論
- E. Mayo のホーソン研究
- F. W. Taylor の科学的管理法
- J. S. Adams の衡平理論
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この過去問の解説 (3件)
01
2:マクレガーのX-Y理論は、X理論とY理論という対立する人間観の組み合わせから、動機づけと経営を説明するものです。
3:メイヨーのホーソン研究(ホーソン実験)は、ホーソン工場で行われた実験のことです。この実験では、「職場の外的環境ではなく人間関係が生産性に影響する」との結論が出されました。
4:テイラーの科学的管理法は、テイラーが提唱した管理法の1つで、それまで工場労働者の主観的な経験や技能の上に成り立っていた作業を、客観的かつ科学的に管理するというものです。
5:アダムズの衝平理論は公平理論とも呼ばれており、「人間は不公平感を感じるほど、それを解消し、公平感を感じられるような行動をとるように動機づけられる」という考え方です。
以上により、正解は3です。
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02
正解は3です。
ワーク・モチベーションとは、働く中で与えられた役割や目標を達成するために自発的に頑張ろうとする意欲のことを指します。
各選択肢については、以下の通りです。
1→A.H.Maslowの欲求階層説では、人間の欲求を5つの段階に分けました。
そして、下位の欲求が満たされると、1つ上位の欲求が顕在化すると考えました。
よって選択肢は、誤りです。
2→D.McGregorのX-Y理論は、人間観・動機付けにかかわる2つの対立的な理論です。
人間は生来怠け者で、強制されたり命令されなければ仕事をしない」というX理論と
「人間は生まれながらに嫌いということはなく、条件次第で責任を受け入れ、自ら進んで責任を取ろうとする」というY理論があると考えました。
よって選択肢は、誤りです。
3→E.Mayoのホーソン研究では、作業環境と生産性の関連を調査しました。
その結果、生産性向上には作業環境ではなく人間関係が影響することが分かりました。
よって選択肢は、正しいです。
4→F.W.Taylorの科学的管理法とは、物理的な作業環境が生産性に影響を与えるとした労働管理法のことです。
後のホーソン研究で、物理的な作業環境について、生産性への影響は軽微であるとされました。
よって選択肢は、誤りです。
5→J.S.Adamsの衡平理論とは、職場において、自分と他者の「仕事量に対する対価(報酬)」を比較し、不公平さを感じる場合、それを解消し公平となるように動機づけられるという理論のことです。
よって選択肢は、誤りです。
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03
以下に解説します。
正しいです。
ホーソン研究(ホーソン効果)は、1930年代にエルトン・メイヨによって行われた一連の実験で、職場環境が労働者のモチベーションや生産性にどのように影響を与えるかを探求しました。この研究は、労働者の人間関係や社会的な要因が仕事の効率や満足度に重要な役割を果たすことを示し、現代の人間関係論に大きな影響を与えました。
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