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公認心理師の過去問 第1回(2018年) 午後 問102

問題

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軽症うつ病エピソードに対する初期の短期間の心理療法として、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
家族療法
   2 .
自律訓練法
   3 .
認知行動療法
   4 .
来談者中心療法
   5 .
力動的心理療法
( 公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問102 )
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この過去問の解説 (3件)

77
正解は3です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→家族療法は通常、短期間での介入では効果を見込みにくいため、最も適切とは言えません。

2→「訓練」とあるように、自律訓練法は時間をかけるため、最も適切とは言えません。

3→認知行動療法はプロセスが構造化されており、短期間で効果が見込めます。

4→カウンセリングの基本となる心理療法ですが、短期間で効果を得るものではありません。

5→人格や対人関係を探るため、時間がかなり必要な心理療法です。

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55

正解は3です。

各選択肢については、以下の通りです。

1.家族療法を行うにあたり、家族のコミュニケーションスタイルや交流パターンを理解し、特定の1人に偏らない公平な関係を家族と結ぶ必要があります。短期間での介入は難しく、最も適切とは言えません。

2. 自律訓練法は、心身症、神経症、ストレス解消、精神統一に効果がありますが、様々な手順を踏まなければなりません。手順を理解するための知的能力が低い患者や、自宅などで自律訓練法を行う場合、練習中の兆候や練習そのものを十分に監督する者がいない場合は実施が困難なので、最も適切とは言えません。

3.現在、うつ病の治療に効果が認められ、積極的に取り入れられているのが「認知行動療法」です。従来の様々な心理療法にある関係性や自己実現を扱うのではなく、特定の疾患の治療を目指したものであるため、短期間でも効果が期待できます。よって、正解です。

4.来談者中心療法は、クライエントのみならずカウンセラーの自己成長に重きを置いており、またカウンセラーとクライエントとの関係性を重視しています。短期間では難しいので、最も適切とは言えません。

5.力動的心理療法は、フロイトの力動論の考えを基にした心理療法です。クライエントの病理のアセスメントや家族背景や発達を含めた力学のアセスメントなど多方面にわたるアセスメントが必要で、最低4〜5回の面談は必要です。よって、最も適切な方法とは言えません。

46

正答は3です。

認知行動療法は、自らの陥りやすい思考や行動のパターンに気づき、それを変容させることで、ストレスや気分の落ち込みを軽減させる取り組みです。

クライエントが今抱えている問題を取り上げ、その解決に向けて手助けするといった解決志向のアプローチとも言え、うつに対する改善効果が認められるほか、短期間で実施されることも多いため、(3)認知行動療法が適切と言えます。

1 家族療法は個人だけはなく、(複数の)家族に対して介入し、家族がお互いに影響を与え合う中で、問題解決能力や資源を引き出すアプローチであり、効果を発揮するまでにはある程度の時間を要するため、適切であるとは言えません。

2 自律訓練法においては、個人差はありますが、習得するまでにある程度の期間を要するため、初期の短期的な心理療法としては適切とは言えません。

4 来談者中心療法は、クライエントが安心して自らの問題に取り組めるような場をセラピストが提供することで、クライエントが自身の内面を見つめ、成長と変容を促すアプローチです。心理療法を実施する上での姿勢・態度としては重要でありますが、クライエント自らの変容を信じて待つことになり、比較的時間を要することが考えられるため、適切とは言えません。

5 力動的心理療法は、原因の根本にアプローチしていく心理療法であり、深い部分(無意識)に焦点を当て、繰り返し実施する中で気づきを得ていくため、時間を掛けて取り組むことが望ましく、短期的な実施に適しているとは言えません。

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