公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午後 問112

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問題

公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問112 (訂正依頼・報告はこちら)

労働者の心の健康の保持増進のための指針において、労働者への教育研修及び情報提供の内容に含まれないものを1つ選べ。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

『労働者の心の健康の保持増進のための指針』において、「労働者への教育研修及び情報提供」の内容として下記の7つが挙げられています。

① メンタルヘルスケアに関する事業場の方針
② ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識
③ セルフケアの重要性及び心の健康問題に対する正しい態度
④ ストレスへの気づき方
⑤ ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法
⑥ 自発的な相談の有用性
⑦ 事業場内の相談先及び事業場外資源に関する情報

各選択肢については、下記の通りです。

1→先に述べたように、④にあります。
よって選択肢の内容は正しいです。

2→職場環境の評価及び改善の方法は、管理監督者への教育研修・情報提供に含まれています。
よって選択肢の内容は誤りです。

3→先に述べたように、①にあります。
よって選択肢の内容は正しいです。

4→先に述べたように、②にあります。
よって選択肢の内容は正しいです。

5→先に述べたように、⑤にあります。
よって選択肢の内容は正しいです。

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02

正答は2です。

労働者の心の健康の保持増進のための指針において、「セルフケア」「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」「事業場外資源によるケア」の『4つのケア』が継続的かつ計画的に行われることが重要であると掲げられており、この4つのケアの適切な実施のために、教育研修及び情報提供を推進することが求められています。

そのうち、労働者への教育研修・情報提供としては、セルフケアを促進するため、

①メンタルヘルスケアに関する事業場の方針

②ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識

③セルフケアの重要性及び心の健康問題に対する正しい態度

④ストレスへの気づき方

⑤ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法

⑥自発的な相談の有用性

⑦事業場内の相談先及び事業場外資源に関する情報

が、労働者の心の健康の保持増進のための指針に定められています。

選択肢(1)・(3)・(4)・(5)は上記に含まれており、含まれていないのは(2)なので、これが正答(誤り)となります。

なお、(2)職場環境の評価及び改善の方法については、労働者全体ではなく、ラインによるケアを促進することを目的とした管理監督者に対して行う教育研修・情報提供に含まれています。

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03

メンタルヘルスケアは、中長期的視点に立って、継続的かつ計画的に行われるようにすることが重要であり、また、その推進に当たっては、事業者が労働者の意見を聴きつつ事業場の実態に則した取組を行うことが求められます。

『労働者の心の健康の保持増進のための指針』において、「労働者への教育研修及び情報提供」の内容として下記の7つが挙げられています。

① メンタルヘルスケアに関する事業場の方針

② ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識

③ セルフケアの重要性及び心の健康問題に対する正しい態度

④ ストレスへの気づき方

⑤ ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法

⑥ 自発的な相談の有用性

⑦ 事業場内の相談先及び事業場外資源に関する情報

各選択肢については、下記の通りです。

1.上記指針の④にあたります。よって選択肢の内容は正しいです。

2.上記指針の中に含まれていません。よって選択肢の内容は誤りです。

3.上記指針の①にあたります。よって選択肢の内容は正しいです。

4.上記指針の②にあたります。よって選択肢の内容は正しいです。

5.上記指針の⑤にあたります。よって選択肢の内容は正しいです。

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