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公認心理師の過去問 第1回(2018年) 午後 問138

問題

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36歳の男性A、会社員。Aは転職を考え、社外の公認心理師Bのカウンセリングを受けた。6か月間BはAの不安を受け止め、二人で慎重に検討した後、転職することができた。初めはやる気を持って取り組めたが、上司が替わり職場の雰囲気が一変した。その後のカウンセリングでAは転職を後悔していると話し、AがBの判断を責めるようになった。次第に、Bは言葉では共感するような受け答えはするが、表情が固くなり視線を避けることが増えていった。その後、面接は行き詰まりに達して、Aのキャンセルが続いた。
AがBの判断を責めるようになってからのBの行動の説明として、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
不当にBを責めて、自分の責任を外在化するAに対して、距離を置いている。
   2 .
不満をこぼすが状況に対処していないAに対して明確な姿勢をもって臨んでいる。
   3 .
それまでのようにAに支持と共感をしないことによって、意図せず反撃してしまっている。
   4 .
誤った判断をし、Aを傷つけてしまったという不安が強くなり、介入することができなくなっている。
   5 .
職場に対する不満の問題が再燃し、繰り返されていることを気づかせるために中立性を保とうとしている。
( 公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問138 )
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この過去問の解説 (3件)

51
正解は3です。

B自身がカウンセリングを行う中で、Aに対して抱く思いや態度が問題となっています。

各選択肢については、以下の通りです。

1→事例より、適切に距離を取っているとはいえません。
よって選択肢の内容は、誤りです。

2→事例より、明確な姿勢をもってカウンセリングに臨んでいるとは言えません。
よって選択肢の内容は、誤りです。

3→事例で、Bは表面上は共感していますが、「表情が固くなり視線を避けるようになった」とあり、これは、意図せず反撃しています。
よって選択肢の内容は、正しいです。

4→事例では、Aを傷つけてしまったという不安は読み取れません。
よって選択肢の内容は、誤りです。

5→事例では、中立性を保てているとは言えません。
よって選択肢の内容は、誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
28

正答は3です。

「Bは言葉では共感するような受け答えはするが、表情が固くなり視線を避けることが増えていった」との記述から、Bが自己一致できていない状態であることが窺えます。

1 表情が固くなり視線を避けることが増える一方で、言葉では共感を示そうとしている状況では適切に距離を置いているとは言えず、誤りとなります。

2 Bが意図して表情を固くしたり、視線を避けたりしたことが記述からが窺えず、「明確な姿勢を持って対応している」との表現にはそぐわないため、誤りとなります。

3 「意図していない反撃」という点が記述のとおりです。Bを責めるといったAの攻撃的な言動に対して、言葉では共感を示しているものの、共感的な態度を示すことができなくなっており、反撃と捉えることもできます。そのため、正答です。

4 Aの転職について、Bだけが判断をしたわけではなく、転職後しばらくは良好な状況であったことを考えると、誤った判断であったとは言い難い面もあります。また、BがAを傷つけたことへの強い不安を抱いていることが記述からは窺えず、むしろAを受け入れようとしないといった(3)のような反撃からの言動と考える方が馴染みます。

5 既述のように、意図的な対応であるとは考えにくい上、言葉と態度が一致していないBの対応からは、Aに問題が繰り返されていることを気付かせようとして、中立性を保っているとは言い難いと思われます。したがって、誤りとなります。

24

正解は3です。

各選択肢については、以下の通りです。

1.Aの言動に対してBの「表情が固くなり視線を避けることが増えた」という記述より、何らかの反応を示しているため、距離を置いていることにはなっていません。よって、選択肢は誤りです。

2.事例からは、BがAに対して明確な姿勢をもっている様子は読み取れません。よって、選択肢の内容は誤りです。

3.Aの態度が変わったことより、Bは共感しつつも表情や視線に変化が見られています。これは、BがAを意図せず反撃(拒絶)していると読み取れます。よって、選択肢の内容は正しいです。

4.事例からは「Aを傷つけてしまったという不安がある」という記述はなく、そのような心情は読み取れません。よって、選択肢の内容は誤りです。

5.事例からは「中立性を保とうとする」という記述はなく、そのような心情は読み取れません。よって、選択肢の内容は誤りです。

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