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公認心理師の過去問 第1回(2018年) 午後 問152

問題

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21歳の女性A、生後1か月半の乳児の母親。乳児家庭全戸訪問事業として訪問スタッフがAの家庭を訪れた。Aは表情が乏しく、精神的な活力の乏しさが推測された。「初めての育児で全てのことに自信がない。このまま育てられるか不安だ。夫は残業で帰りが遅く、周囲に相談する人もいない。子どもが夜中に何回も起きるので寝不足でつらい」と涙ぐみながら語った。公認心理師は1週間後にAを訪問する予定のスタッフから対応を相談された。
このときの助言として、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
Aにすぐに精神科への受診を勧めるよう助言する。
   2 .
Aにすぐに保育園の入園手続を勧めるよう助言する。
   3 .
Aの代わりに訪問スタッフが夫や両親にサポートを依頼するよう助言する。
   4 .
Aに「育児は大変なことばかりなので前向きになりましょう」と声をかけるよう助言する。
( 公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問152 )
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この過去問の解説 (3件)

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育児不安と、周囲からのサポートが得られない状況がうかがえます。また、Aには産後うつを思わせる状態が認められ、将来的な虐待のリスクはあるものの、現状では周囲の理解やサポートを得られる環境作りが肝要です。
従って正解は3です。

1や2は“すぐに”が不適切です。最優先すべきは見守り体制の確立です。

また、うつ状態が認められるAに対し、4のように安易に励ますべきではありません。

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正解は3です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→Aは、表情が乏しかったり、精神的な活力の乏しさが推測されるため、場合によっては、精神科への受診も必要ですが、「すぐに」行わなければならないほど、優先度は高くありません。
よって選択肢は、誤りです。

2→育児の負担軽減という視点では、保育園への入園手続きは、場合によっては必要かもしれませんが、「すぐに」行わなければならないほど、優先度は高くありません。
よって選択肢は、誤りです。

3→Aは家庭内においても孤立している可能性が高いです。
そのため、まずは家庭での協力が得られるよう支援を行っていく必要があります。
よって選択肢は、正しいです。

4→Aは抑うつ状態であるとも推測されます。
抑うつ状態の人に励ましなどの声かけは不適切です。
よって選択肢は、誤りです。

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正解は3です。

育児不安の母のサポートについての問題です。

Aは表情が乏しく、精神的な活力の乏しさがみられますが、サポートがあれば育児不安が払拭されそうなところはあります。

1.→精神科への受診が必要かもしれませんが、育児不安をサポートしてくれる人がいればAは回復の見込みがありそうなため、「すぐに」でなくても大丈夫そうです。よって、1は誤りです。

2.→保育園の入園手続きを進める前に、育児不安をサポートしてくれる人がいればAは回復の見込みがありそうなため、「すぐに」というところが誤りです。よって、2は誤りです。

3.→Aの代わりに訪問スタッフから夫や両親にサポートを依頼するよう助言することで、Aが孤立して育児することがなくなり、Aの育児不安が解消する可能性もあります。よって、3が適切です。

4.→不安を抱えている人に対し、「前向きになりましょう」という助言は、かえってAを傷つけることがあるので避けたいところです。よって、4は誤りです。

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