公認心理師の過去問
第2回(2019年)
午後 問120
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問題
公認心理師試験 第2回(2019年) 午後 問120 (訂正依頼・報告はこちら)
公認心理師がクライエントに対して心理的支援を続行できないときの対応として、最も適切なものを1つ選べ。
- 急病のため、クライエントへの面接の代行を同僚に依頼した。
- 画一的な対応を避けるため、不在時の対応マニュアルの作成への協力を控えた。
- 産前・産後休業を取るにあたって、クライエントと今後の関わりについて相談した。
- 職場の異動に伴い担当者が交代したことを新しい担当者がクライエントに説明した。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.→公認心理師が急病の場合に、面接の代行を依頼することはありません。クライエントとの関係においてカウンセリングは成り立っているので、クライエントが納得し、同意を得ない以上は他の人が急にカウンセリングをすることはありません。
2.→公認心理師の不在時の対応マニュアルがあることで、クライエントはいつでも同じサービスを受けることが可能です。あらかじめマニュアルを作成しておき、クライエントと、不在時の対応について話し合っておくことはクライエントの安心にもつながり、意義があります。
3.→産前・産後休業を取るにあたり、クライエントと話し合って、クライエントの意見を聞き、クライエントが納得する形で今後を迎えることは非常に大事なことです。よって3が正解です。
4.→職場の異動がある場合は、新しい担当者がクライエントに説明するのではなく、今までの担当者がクライエントに説明し、今後どうするかについてクライエントと相談することが大事です。
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02
【正解:3】
1:クライアントの意向を確認せずに、同僚に代行を依頼することはありません。
2:不在時の対応マニュアルがなければ、その時その時で異なる対応をする恐れがあり、全てのクライアントに同じサービスを提供できない(クライアントに不公平感を抱かせる)可能性があります。
3:正しい対応です。
4:担当者の交代については、それまで担当していた心理師が説明すべきです。説明したうえで、クライアントが引継ぎを希望するか否か、新しい担当についてのクライアントの希望を聞く、といった作業を行います。
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