公認心理師の過去問
第3回(2020年)
午前 問9

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問題

公認心理師試験 第3回(2020年) 午前 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

100gの重さの知覚における弁別閾を測定したところ10gであった。このときに予測される400gの重さの知覚における弁別閾として、正しいものを1つ選べ。
  • 2.5g
  • 10g
  • 13.01g
  • 20g
  • 40g

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この過去問の解説 (2件)

01

正答は5です。

弁別閾とは、刺激間に差があることを知覚するために最低限必要な刺激のことを指します。

「弁別閾はその刺激の強度に比例する」という「ウェーバーの法則」があり、比例定数のことを「ウェーバー比」と言います。 

問題文には、「100gの重さの知覚における弁別閾を測定したところ10gであった」との記述があります。つまり、100gの物を持っているときに10g以上の物をのせると重くなったと感じるということになります。

ここでのウェーバー比は10%(100gに対して10g増やすと重くなったと感じる)となるので、400gの重さの弁別閾は10%である40gとなります。

したがって、正答は(5)40gです。

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02

正解は5です。

2つのおもり(標準重量と比較重量)の重さを比較して弁別しうる最小の重量差を「弁別閾」と言います。

問題文は、「110g以上の物体を持った際に重さの違いを知覚できる」ということです。

これは、ウェーバーの法則に基づいて考えることができ、ウェーバーの法則によると、弁別できる刺激量は刺激間の比によって決まります。

本問では、「100:10 = 400:X」としてXを求めると、「X = 40」になりますので、5の 40g が正しいです。

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