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公認心理師の過去問 第3回(2020年) 午前 問41

問題

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睡眠薬に認められる副作用として、通常はみられないものを1つ選べ。
   1 .
奇異反応
   2 .
前向性健忘
   3 .
反跳性不眠
   4 .
持ち越し効果
   5 .
賦活症候群<アクティベーション症候群>
( 公認心理師試験 第3回(2020年) 午前 問41 )
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この過去問の解説 (2件)

90

正解は5です。

各選択肢については以下の通りです。

1. 奇異反応とは、本来期待している薬物の効果とは逆の効果のことを指し、具体的には、不安や攻撃性の増加、精神錯乱などがあります。奇異反応は、睡眠薬に認められる副作用のうちの1つです。

2.前向性健忘は、きっかけとなる出来事(事故、服薬等)以降のことを覚えられないことです。前向性健忘は、睡眠薬に見られる副作用のうちの1つです。

これとは反対に、きっかけとなる出来事以前のことを忘れてしまうことを「逆行性健忘」と言います。

3.反跳性不眠とは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬を服用している人が、服用を突然中止すること によって、服用開始以前よりも眠れなくなることです。

4.持ち越し効果とは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の効果が翌朝まで残り、眠気やふらつき、頭痛、倦怠感などが見られることです。

5.賦活症候群とは、不安、焦燥、不眠、衝動性、躁状態などの中枢刺激症状の総称です。SSRIなどの抗うつ薬の副作用の一種で、睡眠薬には通常認められない副作用です。

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38

正答は5です。

(1)(2)(3)(4)は睡眠薬の副作用に関するものとして見られるものです。

(5)は抗うつ薬の副作用の説明であり、誤りとなります。

1 奇異反応とは、本来の作用とは逆の反応が生じることを指します。睡眠薬を服用することで、かえって不安や焦燥、興奮が高まり、不眠が生じる場合がまれにあると言われています。

2 前向性健忘とは、ある時点以降の記憶が想起できなくなる状態を指します。睡眠薬服用後のことを記憶していないなど、前向性健忘が副作用として見られる場合があるとされています。アルコールと併用した場合に生じやすくなるとも言われています。

3 反跳性不眠とは、睡眠薬の服薬を急に中止すると、(服用前より強い)不眠症状が一時的に生じることを指します。

4 持ち越し効果とは、睡眠薬の効果が翌朝になっても残っており、眠気やふらつき、頭痛、倦怠感などが見られることを指します。

5 賦活症候群<アクティベーション症候群>とは、抗うつ薬の服用開始や増量に伴って、不安、焦燥、易刺激性、衝動性、躁状態などの症状が出現することを指します。抗うつ薬の副作用として見られることがあります。

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