公認心理師の過去問
第3回(2020年)
午後 問82

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問題

公認心理師試験 第3回(2020年) 午後 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

2×2のクロス集計表における2変数間の関連性を示す指標として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 偏相関係数
  • 順位相関係数
  • 積率相関係数
  • 部分相関係数
  • 四分点相関係数

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は5です。

クロス集計とは、質的変数と質的変数の関連性を評価する際に用いられ、2つのカテゴリーのデータ項目を掛け合わせて集計する方法です。

そして、2つの変数間の関連性の程度を表す指標(連関係数)のうち、2×2でクロス集計されたデータのみに適用できるものとして(5)四分点相関係数(ファイ係数・φ係数)が挙げられます。

1 偏相関とは、変数間の相関が第3の変数の影響を受けるような場合、第3の変数の影響を、それぞれの変数から取り除いて求めた相関係数のことを指します。

2 順位相関係数とは、順位データから求められる相関の指標であり、2つの順位がどの程度一致しているかを求める指標です。

3 積率相関係数とは、2つの量的変数間の関係を評価する指標です。

4 部分相関係数とは、相関を求める2つの変数のうち、1つの変数が第3の変数の影響を除いたものであるときの相関係数のことを指します。

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02

正答は5です。

相関とは、2つの変数について、一方の変数の変動に伴い、もう一方の変数がどのように変動するかを示したものです。

相関係数とは、2変数の関連の強さを−1から+1の範囲で表した値です。

クロス集計表とは、2つ以上の質的変数(名義尺度・順序尺度)のクロスマッチングを行い、各カテゴリに該当する事例の観測度数を集計した表です。

2×2のクロス集計表のみに適用できる、2変数間の関連性を表す指標は、四分点相関係数で、φ(ファイ)係数とも呼ばれます。

よって、選択肢5「四分点相関係数」が正しいです。

1 .偏相関係数とは、他の変数からの影響を除いた2つの変数間の相関係数のことです。

2 .順位相関係数は、対象となる2つの変数が順位尺度の場合に用います。

3 .積率相関係数は、対象となる2つの変数が量的変数(間隔尺度・比率尺度)の場合に用います。

4 .部分相関係数とは、2つの変数のうち、片方だけ他の変数からの影響を除いた場合の、2つの変数間の相関係数のことです。

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03

正答は5です。

クロス集計表とは、2つの質的な変数間の関係性を検討するために、2つの変数のカテゴリの組合せに関して度数をまとめ上げた表のことです。

1.偏相関係数とは、2つの間の相関をとる場合に、それを見かけ上の関係ではなく正しく評価するために、残りの変数による影響を取り除いて算出された相関係数のことです。

2.順位相関係数は、順序尺度であらわされている変数間の相関の程度を量る指標のことです。

3.積率相関係数は、ピアソンによって明らかにされた、相関の程度をあらわす指標です。

2変数XYが間隔尺度か比率尺度で測定されており、両者の間に、直線的な相関がみられるときに用いられる相関係数です。

4.部分相関係数とは、2変数XYの相関がみられるとき、一方の変数のみ他の変数からの影響を除いた場合の、2変数の相関係数です。

5.四分点相関係数は、2×2型のクロス表(4分表)に適用される相関係数です。

参考になった数22