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公認心理師の過去問 第3回(2020年) 午後 問89

問題

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知能検査の実施について、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
検査者が十分に習熟していない検査を用いることを控えた。
   2 .
被検査者に求められたため、検査用紙をコピーして渡した。
   3 .
客観的情報を収集するために、被検査者とのラポール形成を避けた。
   4 .
被検査者が検査に対する先入観や恐怖心を抱かないように、事前に検査について説明することを控えた。
   5 .
実施時間が2時間を超え、被検査者が疲れている様子であったが、そのまま続けて全ての検査項目を実施した。
( 公認心理師試験 第3回(2020年) 午後 問89 )
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この過去問の解説 (3件)

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正答は1です。

1 検査者が習熟不足だった場合、誤用の可能性があり、被検査者の実態を正確に掴むことができないため、「控える」といった対応は適当であると言えます。

2 検査用紙には検査内容に関する情報が多く記載されているため、検査用紙を渡してしまうと被検査者の実態が得られなくなるおそれがあり、適当な対応とは言えません。

さらに、著作権保護の観点から、検査用紙を複製することを禁じている場合が多く、そうした観点からも不適切な対応と考えられます。

3 検査を行うに当たって、被検者との間に一定のラポールを形成することは重要です。被検査者が検査者に安心感を抱けないまま実施してしまうと、検査結果に悪影響が及んでしまうことも考えられます。したがって、不適切となります。

4 検査前に検査について説明を行うことは重要です。事前に検査の目的・趣旨などについてきちんと説明を行うことはラポールの形成にもつながります。

5 一度で検査を終えることが望ましくはありますが、被検査者の負担についても考慮しながら進めていく必要があります。

疲れている状態で続行すると、被検査者の負担が重くなり、検査結果に影響が及び、検査の信頼性が乏しくなってしまうなど、検査の目的を果たせないことも懸念されます。場合によっては休憩を挟んだり、2回に分けたりするなどの対応も考えられます。したがって、不適切となります。

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17

正答は1です。

1 .検査者の態度や雰囲気、検査状況などの環境的要因は、検査の実施や検査結果に影響を与える為、配慮が必要です。

検査者が十分に習熟していない検査を実施することは、検査の実施や検査結果、解釈などに影響を与えてしまい、被検査者についての正確な把握が困難となる為、控えるのが適切です。

2 .心理検査の多くは、著作権保護の観点から、利用目的にかかわらず、検査用紙・記録用紙をコピーして使用することが禁じられています。

また、検査者は、心理検査の機能、妥当性を守るため、専門家以外の方に内容が漏れることのないよう適切に取り扱わなければなりません。

検査用紙には検査内容の情報が多く記載されている為、検査用紙を被検査者にコピーして渡すことは検査内容の漏洩に繋がる為、不適切な対応と言えます。

3 .心理検査は客観的情報を収集するために行うのではなく、あくまで援助に役立てることを前提として行うものです。

また、被検査者にとって検査は心理的ストレスにもなります。

そのため、検査の実施は、機械的に行うのではなく、被検査者がリラックスして臨めるよう、被検査者との間でラポールを形成するよう心がけることが重要となります。

4 .事前に検査について、検査の目的、検査結果がどのように使われるのか、秘密保持などのインフォームド・コンセントを行うことが必要ですので、記述は誤りです。

5 .検査時間が長時間となり、被検査者に疲れている様子が見られた場合は、休憩を挟むなどして被検査者の負担に配慮する必要がります。

疲れたまま検査を続けることで、本来の被検査者の能力が検査結果に反映されない可能性もある為、記述は不適切です。

16

正答は1です。

1.検査者が十分に習熟していない検査を用いることを控えるのは、正しいことです。

公認心理師として自らの限界を知っておくことは、職責に当たります。

2.被検査者に求められるままデータを渡してはいけません。

3.検査を導入するにあたっては、検査者と被検査者のラポールを形成することが大事です。

4.検査については、事前に被検査者に検査について説明することが必須です。

5.検査者は、被検査者の疲労などの様子を見ながら実施をする必要があります。

被検査者が疲れている様子であれば、検査を中断することも視野に入れます。

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