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公認心理師の過去問 第3回(2020年) 午後 問91

問題

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集団や組織、コミュニティにおいて、無力な状態にある人々が自らの中に力があることに気づき、能動的にそれを使い、環境の変化を求めていけるようになることを何というか、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
自己実現
   2 .
コーピング
   3 .
自己効力感
   4 .
コンピテンス
   5 .
エンパワメント
( 公認心理師試験 第3回(2020年) 午後 問91 )
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この過去問の解説 (3件)

65

正答は5です。

5 エンパワメントとは、「力を与える」といった意味合いがあり、その人が本来持っている力を引き出す(取り戻す)ことを指します。本来持つ力を取り戻すことで、自信を持たせ、自ら生活をコントロールできるような狙いがあります。

1 自己実現とは、自己の内のあらゆる可能性を開発し、自身の目的や理想の実現に向かうことを指します。

2 コーピングとは、ストレスに対処するためにとる行動のことを言います。

コーピングには、問題焦点型(ストレッサー自体へののアプローチ)、情動焦点型(ストレッサーに対する感じ方や受け取り方を変える方法)などがあります。

3 自己効力感とは、自分が行おうとすることが、うまく遂行できる(自分ならできる)といった感覚を持つことを指します。

4 コンピテンスとは、個人が経験や学習を通して獲得した、全体的な能力のことを指します。

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29

正答は5です。

1 .「自己実現」とは、個人の中に存在するあらゆる可能性を自律的に実現し、本来の自分自身に向かうことを指します。

ユング、ホーナイ、マズロー、ロジャーズなど多くの人が、各々の理論の中で自己実現について定義しています。

2 .「コーピング」とは、ストレッサーに対する対処法のことです。

ストレス・コーピングには、問題状況を直接的に打破しようとする「問題焦点型コーピング」と、ストレスに伴う情緒的側面への対処法である「情緒焦点型コーピング」があります。

3 .「自己効力感」とは、自分が行為の主体であり、自分の行為について自分が統制しているという確信のことです。

バンデューラが提唱した学習心理学の概念です。

4 .「コンピテンス」とは、「有能感」とも訳され、環境に対する適応能力をさす発達心理学の概念です。

個人が、経験・学習を通して獲得する能力であり、ある状況下で有効に働くと考えられる潜在能力の側面と、その環境条件においてその潜在能力を有効に活用し自分の有能さを発揮しようとする動機付けの側面の2つの側面を統合した概念です。

5 .「エンパワメント」とは、社会的に差別や搾取を受けたり、組織の中で自らコントロールしていく力を奪われたりした人々が、そのコントロールを取り戻すプロセスのことです。

始まりは1960年代の米国公民権運動のスローガンでした。

エンパワメントの概念は、その後様々な分野で発展し、コミュニティ心理学では、人々が自分自身の生活をより能動的にコントロールできる可能性を高めるプロセスであり、また、自らコミュニティへの民主的な参加にも同時にコントロールと支配を獲得する一つのプロセスであると考えられています。

よって、問題文の記述は「エンパワメント」です。

14

正答は5です。

1.「自己実現」は、自分自身に備わっている能力や創造性を発揮することです。

2.「コーピング」は、ストレッサーに対する対処を意味します。

コーピングには、問題解決型コーピングと、情動焦点型コーピングがあります。

3.「自己効力感」とは、様々な領域において、達成できる感覚を抱くことです。

4.「コンピテンス」とは、「能力」や「適格性」を意味する用語です。

5.「エンパワメント」とは、当事者やその家族が本来持っているはずの力を発揮していけるよう援助し、生活の主体者としての自己決定を支援することです。

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