公認心理師の過去問 第3回(2020年) 午後 問92
この過去問の解説 (3件)
正答は3です。
1 睡眠欲求の減少、眠らなくても活発に活動する様子からは「躁状態」が疑われるため、誤りとなります。
2 統合失調症の陽性症状のひとつである「妄想(注察妄想)」が疑われます。したがって、誤りとなります。
3 「何をするのもおっくうになる」といった意欲の低下は「うつ病」に見られる症状であるため、適切です。
4 人前で何かをするといった場面において極度の不安や恐怖を感じることから、「社交不安障害」が疑われるため、誤りとなります。
5 鍵をかけたかという不安(強迫観念)と確認する行為(強迫行為)が繰り返されていることが窺え、「強迫性障害」が疑われるため、誤りとなります。
正答は3です。
1.双極性障害の躁病相が疑われる発言です。
躁病相では、睡眠時間が短くなりますが、本人は悩みません。
2.「誰かに見られている気がする」というところから、注察妄想が考えられます。
統合失調症が疑われます。
3.うつ病では、意欲の低下や活動性の低下が起こります。
「何をするのもおっくうで面倒くさい」という発言は、うつ病を疑わせます。
4.不安が述べられていますので、不安症が疑われます。
「人前で何かをするとき」ということですので、社交不安症が疑われます。
5.鍵を何度も確認したくなるということから、確認強迫があると考えられます。
強迫症が疑われます。
正答は3です。
1 .睡眠欲求の減少は躁状態によく見られる症状のため、不適切です。
2 .いつも誰かに見られている感じというのは注察妄想であり、統合失調症の陽性症状の一つです。よって、不適切となります。
3 .意欲の低下、気力の低下はうつ病の症状なので、適切です。
4 .人前で何かするときにとても不安になるのは、社交不安障害の症状のため、不適切です。
5 .鍵がかかっているかを何度も確認したくなるという確認行為があるため、強迫性障害が疑われます。よって、不適切です。
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