公認心理師の過去問
第3回(2020年)
午後 問132

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問題

公認心理師試験 第3回(2020年) 午後 問132 (訂正依頼・報告はこちら)

アルコール依存症の離脱症状について、正しいものを2つ選べ。
  • 過眠
  • 幻視
  • 徐脈
  • 多幸
  • けいれん

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解:2と5】

離脱症状とは、アルコールを断つ際に現れる身体の不調のことです。

アルコールを断ってから数時間後に現れる早期離脱症状群と、断酒後2,3日後に現れる後期離脱症状群の2種類があります。

前者では、手の震えや発汗、吐き気や頻脈、不眠などが見られ、後者では幻聴と幻覚が代表的な症状です。

以上から、2と5が離脱症状に該当し、そのほかの選択肢は該当しないことが分かります。

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02

正解は2と5です。

アルコール依存症では、アルコールが切れた時に様々な不調が身体に起こります。これらの症状を「離脱症状」と呼びます。

離脱症状には2種類あり、アルコールを断ってから数時間で現れる症状と、飲酒をやめて2~3日で現れる症状があります。

前者では、手や全身の震え、発汗、不眠、吐き気、嘔吐、血圧上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚、幻聴などがみられます。

また、後者では、幻視(見えるはずのないものが見える)、見当識障害(自分のいる場所や時間が分からなくなる)、興奮、発熱、発汗、震えがみられることもあります。

1.→過眠ではなく、不眠が現れます。よって、1は誤りです。

2.→飲酒をやめて2~3日で現れる離脱症状の中には幻視があります。よって、2は正しいです。

3.→アルコール依存症の離脱症状では、徐脈ではなく、頻脈になります。よって、3は誤りです。

4.→アルコール依存症の離脱症状では、多幸ではなく、イライラ感が現れます。よって、4は誤りです。

5.→アルコール依存症では、手や全身の震えが生じます。これがひどくなるとけいれんを起こす人もいます。よって、5は正しいです。

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03

正解:2・5

アルコール依存症の離脱症状には、身体症状として、けいれん、発汗、吐き気、血圧上昇、不眠、不整脈などがあります。また精神症状としては、幻覚、幻視、イライラなどがあります。

1、過眠ではなく、不眠症状が出ます。

2、正しいです。

幻覚と幻視の症状が出ます。

3、脈が不安定になります。徐脈(脈が遅くなる)だけでなく、脈が速くなる、脈が飛ぶということがあります。

4、幸せな気分ではなく、イライラしやすいです。

5、正しいです。

手や身体の震えが起きます。

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