公認心理師の過去問 第3回(2020年) 午後 問135
この過去問の解説 (3件)
【正解:2と5】
「健康日本21」とは、21世紀において日本に住む1人ひとりの健康を実現するための、新しい考え方による国民健康づくり運動の通称です。
健康日本21(第二次)については、以下にURLを載せておきます。
精神障害の数値目標については、ここからさらに“健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料”を開き、65ページを読む必要があります。65ページを読むと、「(ⅱ)気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少」とありますので、正解は2と5となります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html (R3.7.29取得)
正解:2・5
健康日本21では、国民の健康を総合的に増進するため、具体的な数値目標を掲げています。第二次は、平成25年度から10年間の計画です。
『こころの健康』では、「自殺者の減少」「気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少」「メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合の増加」「小児人口10万人当たりの小児科医・児童精神科医師の割合の増加」の4項目について、具体的数値目標があります。
1、依存症についての目標はありません。
2、適切です。
気分障害についての目標があります。
3、適応障害についての目標はありません。
4、発達障害についての目標はありません。
5、適切です。
不安障害についての目標があります。
正解は2と5です。
健康日本21(第二次)とは、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」を指します。
健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_02.pdf)
この資料の64ページに、「こころの健康」についての記述があります。
基本的な考え方として「自殺者の減少」「気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少」「メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合の増加」「小児人口 10 万人当たりの小児科医・児童精神科医師の割合の増加」が挙げられています。
1.→依存症の合併の要素にうつ病が挙げられており、うつ病を減らすことについて言及されていますが、依存症の減少そのものの数値目標を設定してはいません。
2.→気分障害については、「こころの健康」についての記述で割合を減少させるものとして挙げられています。
3.→適応障害については、「こころの健康」についての記述で特に挙げられていません。
4.→発達障害については、「こころの健康」についての記述で特に挙げられていません。
また、生まれつきの障害とされているため、防ぎようがありません。
5.→不安障害については、「こころの健康」についての記述で割合を減少させるものとして挙げられています。
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