公認心理師の過去問 第4回(2021年) 午後 問93
この過去問の解説 (2件)
選択肢①「分類対象から妊娠や加齢は除かれる。」とはなっていません。
精神機能、感覚機能と痛み、音声と発話の機能、心血管系・血液系・免疫系・呼吸器系の機能、消化器系・代謝謝系・内分泌系の機能、尿路・性・生殖の機能、神経筋骨格と運動に関連する機能、皮膚および関連する構造の機能といった全ての身体状況を網羅しています。
×です。
選択肢②「医学モデルと心理学モデルに依拠する。」ではなく、医学的モデルと社会的モデルに依拠しています。
障害と生活機能の理解と説明のために、「医学モデル」対「社会モデル」から脱却し、双方を弁証法で表現・理解する試みです。
×です。
選択肢③「社会的不利が能力障害によって生じるとみなす。」は、これまでのWHO国際障害分類(ICIDH)の考え方であり、今回のICF分類においては一面的であることが言えます。
×です。
選択肢④「生活上のプラス面を加味して生活機能を分類する。」さらに環境因子等の観点を加えています。
したがって選択肢④が正しいことがわかります。
選択肢➄「心身機能・構造と活動が、それぞれ独立しているとみなす。」は誤りで、ICFの構成概念は、各間の相互作用とそれに基づく各疾病・障害のコード化がされています。
×です。
ICFとは、世界保健機関(WHO)が作成した、障害に関する国際生活機能分類です。ICFは、障害を持つ人々の生活において、どのような制限や問題があるかを詳細に分類しています。ICFは以下のような特徴を持っています。
- 医学的な側面だけでなく、社会的・心理的な側面も含んでいる
- 生活上のプラス面も考慮している
- 妊娠や加齢なども分類の対象となる
ICFは医学モデルに依拠するのではなく、生理・心理・社会(BPS)モデルに基づいています。そのため、ICFは心理学的な側面も含んでおり、心身の機能や構造だけでなく、人が日常生活で行っている活動にも注目しています。医学的な側面だけでなく、心理的な側面も含まれていることがICFの特徴です。
ICFは、社会的な側面も含んでいます。ICFでは、社会的不利が能力障害によって生じるとみなされます。つまり、社会的な環境や文化的背景などが、人々の生活機能に影響を与えることを考慮しています。
ICFでは、生活機能に制限がある場合でも、その人の能力を最大限に引き出すように支援することが重要です。つまり、ICFは障害を持つ人々の能力に焦点を当て、その人々が自立した社会参加を行えるように支援することを目的としています。
ICFでは、生活上のプラス面も考慮しています。つまり、ICFは、障害を持つ人々の生活において、何ができるかに焦点を当てることで、より良い生活を送るための支援を行っています。
ICFは、障害を持つ人々の生活において、何ができるかに焦点を当て、より良い生活を送るための支援を行っています。
ICFでは、心身機能・構造と活動が、それぞれ関連しているとみなしています。つまり、ICFは、障害を持つ人々の心身的な問題だけでなく、その人々が日常生活で行っている活動についても考慮しています。
ICFは、障害を持つ人々の生活機能について、医学的・心理的・社会的な側面を総合的に考慮しています。ICFは、障害を持つ人々が自立した社会参加を行えるように支援することを目的としており、生活上のプラス面も考慮しています。
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