公認心理師の過去問 第4回（2021年） 午後 問125

誤り。

研究者の知人である場合、研究者の意に沿った回答をしてしまう可能性があります。

また被検者と知人という多重関係の問題にも抵触します。

正しい。

インフォームドコンセントとは、自分自身についての情報を提供され、その情報を理解し、自分自身で決定を下すことができるようにする権利やプロセスのことを指します。

誤り。多重関係には該当しません。

一人で複数の仕事を受け持つことはよくあることです。

被検者に対して、検査者と複数の関係性があれば、それは多重関係に該当します。

誤り。

被検者のデータは、研究の目的以外で使用されない旨、研究終了後には速やかに破棄される旨が記載されることが、倫理委員会で規定されることがほとんどです。

規定されていない場合でもプライバシーや機密性の倫理的問題にあたります。

対象者が研究者の知人であると、知人が研究者の目的に沿うような反応をした可能性が疑われてしまうため、避けるべきです。

よって、本選択肢は不適切です。

断ることのできない強制力が働いた状況で取得されたインフォームド・コンセントは、意味がありません。

よって、本選択肢は適切です。

選択肢にある内容は、多重関係に当たりません。

研究を複数人で進めることはよくあることです。

よって、本選択肢は不適切です。

対象者の情報はプライバシーに当たるため、公表しません。

よって、本選択肢は不適切です。