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公認心理師の過去問 第4回(2021年) 午後 問133

問題

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感染症の標準予防策について、適切なものを2つ選べ。
   1 .
全ての患者との接触において適用される。
   2 .
個人防護具を脱ぐときは、手袋を最後に外す。
   3 .
手袋を外した後の手洗いや手指の消毒は、省略してもよい。
   4 .
電子カルテ端末を用いて情報を入力するときは、手袋を外す。
   5 .
個人防護具は、ナースステーション内の清潔な場所で着脱する。
( 公認心理師試験 第4回(2021年) 午後 問133 )
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この過去問の解説 (2件)

2

標準予防策(スタンダートプリコーション)とは、例えば北大病院感染対策マニュアルでは、「感染症の有無に関わらずすべての患者のケアに際して普遍的に適用する予防策である。標準予防策は、患者の血液、体液(唾液、胸水、腹水、心嚢液、脳脊髄液等すべての体液)、分泌物(汗は除く)、排泄物、あるいは傷のある皮膚や、粘膜を感染の可能性のある物質とみなし対応することで、患者と医療従事者双方における病院感染の危険性を減少させる予防策である」としています。

その主な内容は手洗い(手指衛生)、手袋やマスクなど個人防護具の使用、鋭利器材の取り扱いが対象です。

このマニュアルを参考にしつつ、選択肢をみていきます。

選択肢1. 全ての患者との接触において適用される。

解説の冒頭でも述べたように、「感染症の有無に関わらずすべての患者のケアに際して~」とあるため、正解です。

選択肢2. 個人防護具を脱ぐときは、手袋を最後に外す。

個人防護具の使用は、着用時は、1.エプロン/ガウン 2.マスク 3.ゴーグル/フェイスシールド 4.手袋であり、1~4の順に着用します。

着脱の際は4~1の順に着脱するため、選択肢は誤りです。

選択肢3. 手袋を外した後の手洗いや手指の消毒は、省略してもよい。

手洗いの徹底が最も必要です。

手指の消毒や手洗いを適切に行うことで、手からの感染を防止することができるため、選択肢は誤りです。

選択肢4. 電子カルテ端末を用いて情報を入力するときは、手袋を外す。

マニュアルの中の手袋着用が不適切な場面に、(オンライン)カルテの記入時とあるため、正解です。

その他の不適切な場面に、血圧/体温/脈拍を測るとき、入浴や着衣の介助など、患者搬送時、経口薬の配布時、食事の配膳/下膳があります。

選択肢5. 個人防護具は、ナースステーション内の清潔な場所で着脱する。

個人防護具を脱ぐ場所については、その病院や施設によって異なりますが、一般的には、個人防護具を脱ぐ場所は「脱衣所」や「汚染区域」と呼ばれる場所で、専用の手順に従って脱ぐ必要があります。

個人防護具は「不潔」で汚染の可能性が高いため、清潔区域に持ち込むことがあってはいけません。

よって選択肢は誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

標準予防策(Standard Precautions)とは、感染症の有無に関わらず、すべての人に対して、血液、体液、汗を除く分泌物、排泄物、損傷のある皮膚、粘膜は、感染の可能性があるとみなして対応する方法のことです。

選択肢1. 全ての患者との接触において適用される。

誰が感染性微生物を保有しているかわからないので、全ての患者との接触において適用しなければなりません。よって本選択肢は適切です。

選択肢2. 個人防護具を脱ぐときは、手袋を最後に外す。

個人防護具を着用するときは、エプロン・ガウン→マスク→ゴーグル・フェイスシールド→手袋の順で着用します。脱ぐときは、手袋→(手指消毒)→ゴーグル・フェイスシールド→エプロン・ガウン→マスク→(手指消毒)の順で脱ぎます。よって本選択肢は不適切です。

選択肢3. 手袋を外した後の手洗いや手指の消毒は、省略してもよい。

手袋に目に見えない破損があって手に病原体が付着している可能性もありますので、手洗いや手指の消毒は必要です。よって本選択肢は不適切です。

選択肢4. 電子カルテ端末を用いて情報を入力するときは、手袋を外す。

「手袋着用が必要な場面」が終了したら、最も汚染されている可能性が高い手袋は外さなければなりません。よって、本選択肢は適切です。

選択肢5. 個人防護具は、ナースステーション内の清潔な場所で着脱する。

個人防護具という「不潔」なものを、清潔区域であるナースステーションに持ち込んではいけません。よって、本選択肢は不適切です。

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