問題
BのAへのコンサルテーションにおける対応として、最も適切なものを1つ選べ。
コンサルテーションとは、連携している専門職への助言のことです。
情報収集をし、状況を把握し、心理学的な知見から解決案を提示することが求められています。
男性Aが解決策を見つけるまで傾聴するのではなく、具体的な解決策を助言する必要があります。
よって、本選択肢は不適切です。
まずアセスメントを行うことが大切です。よって、本選択肢は適切です。
心理職以外の専門職であれば、専門用語はなるべく避けて説明することが望ましいです。
よって、本選択肢は不適切です。
状況を把握しできていない中での性急な提案は、精度の低い提案になりかねません。
よって、本選択肢は不適切です。
男性Aへのカウンセリングではなく、コンサルテーションが求められています。
よって、本選択肢は不適切です。
SCとして、教員に対してのコンサルテーション業務についての設問です。
Aからの相談内容に対しては、Cの最近の行動が発達特性を含めて様々な可能性が示唆されています。
学級運営に支障をきたしていることから、早期にCにあった介入方法を検討し、Aに助言する必要があります。
またA自身も通常業務だけでなく、Cに関することで疲弊している点も考えていく必要があります。
安易な具体的な行動の提案は行うべきではありませんが、必要な支援を提案することはAやCにとっても必要なことであるため、本肢は誤りです。
Aに具体的なことを聞いていく過程でアセスメントを行うことができます。
またAが質問に答えていく中でのCや普段の業務の気づきに繋がることも多くあります。
必要な行為であり、本肢は正解です。
SC業務におけるコンサルテーションだけでなく、カウンセリング全般に言えることですが、相手にわかるように説明する必要があります。心理学用語が相手も十分に分かっている相手か分からない以上、分かりやすい説明が必要です。
よって誤りです。
早い解決は望まれるものですが、何より大事なのは“正確(的確)な支援”です。
時に時間がかかることもAに伝えつつ、ケースフォーミュレーションしていく必要があります。
よって誤りです。
傾聴は、疲弊してるAに必要な行為ではありますが、長時間である必要はありません。
Aにとってのニーズが何か、それを予測するとCへの対応方法へのコンサルテーションであることを考えると、先ずはアセスメントをし、対応方法をケースフォーミュレーションする必要があります。
よって誤りです。