公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午前 問5

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午前 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

世界で最初の心理学実験室を創設したW. Wundtの心理学の特徴として、正しいものを1つ選べ。
  • 行動レベルの反応を測定した。
  • 心的過程の全体性を重視した。
  • 無意識の研究の発端となった。
  • ヒト以外の動物も実験対象とした。
  • 心的要素間の結合様式を解明しようとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「心的要素間の結合様式を解明しようとした。」です。

選択肢1. 行動レベルの反応を測定した。

客観性を重視し、行動レベルの反応を測定したのはWatsonです。

選択肢2. 心的過程の全体性を重視した。

心的過程の全体性を重視したのはゲシュタルト心理学です。

選択肢3. 無意識の研究の発端となった。

無意識の研究の発端となったのはFreudです。

選択肢4. ヒト以外の動物も実験対象とした。

1898にはThorndikeがネコを被験対象としてその行動を分析し、1915年にはKöhlerがニワトリ、イヌ、チンパンジーなど種々の動物に知能テストを行いました。

選択肢5. 心的要素間の結合様式を解明しようとした。

W. Wundtは意識を内観することによって心的要素の構成を測定する要素主義心理学を唱えました。

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02

心理学史についての設問です。

選択肢1. 行動レベルの反応を測定した。

行動レベルの反応を測定したのは、行動主義心理学のJ.B.Watsonです。

選択肢2. 心的過程の全体性を重視した。

心的過程の全体性を重視したのは、ゲシュタルト心理学です。

選択肢3. 無意識の研究の発端となった。

無意識の研究は、精神分析のS.Freudです。

選択肢4. ヒト以外の動物も実験対象とした。

動物実験を行ったのは、B.F.Skinnerです。

選択肢5. 心的要素間の結合様式を解明しようとした。

意識を構成する要素に分解して、心的要素で理解しようとしたのがW.Wundtです。

まとめ

心理学史は、人物名と業績、その後の心理学へのどのようにつながっていったかなどをまとめて理解しておく必要があります。

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