公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問38 (午前 問38)
問題文
チーム医療の考え方として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問38(午前 問38) (訂正依頼・報告はこちら)
チーム医療の考え方として、最も適切なものを1つ選べ。
- チーム医療は医療機関内で提供されるものをいう。
- 患者や家族は医療チームの構成メンバーの一員とみなされない。
- チーム医療のリーダーシップは状況によって構成メンバーの中で移譲される。
- 構成する専門職個々のテクニカルスキルが高ければ、チーム医療は効果的に遂行される。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
チーム医療とは、患者やその家族、患者に関わる医療機関内外のスタッフで連携して患者のサポートを行う考え方を指します。
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02
正解は3です。
1.→✖
医療機関内に限らず、各関係機関も含まれます。
2.→✖
医療を受けるのは患者なので、患者自身やその家族もチーム医療の一員です。
3.→〇
チーム医療は縦割り的な病院の組織形態による連携の不十分さから推進されました。そのため、リーダーは固定されるのではなく、必要な場面で適した職種が担い、各々の専門性をいかし連携をはかります。
4.→✖
個々のスキルが向上しても、連携が不十分であれば効果を発揮できないことがあります。個々のスキルだけでなく、他職種とのコミュニケーションなどスキル以外の面も重要です。
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03
厚生労働省では、チーム医療を「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されていることを示しています。
チーム医療の目的として、①生活の質の向上、②医療スタッフの負担軽減、③医療の安全向上があげられます。
チームは、必要な治療や支援の内容によってチームが組まれます。医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、精神保健福祉士、臨床検査技師など、この他にも多くの職種のスタッフが入ります。
公認心理師もこの一員になる場合がありますので、よく学んでおきましょう。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
チーム医療は、医療機関内だけで行われるばかりではありません。
例えば、退院後の支援が必要な場合は、地域の福祉機関との連携なども必要となり、医療機関外のスタッフもチームと考えて支援を行います。
誤りです。
チーム医療は、患者本人や家族を中心としてチームと考えます。
正答です。
必要な治療や支援の内容、患者の状況の変化などによって、チームに入るスタッフが異なりますし、中心となる職種も変わります。
誤りです。
個々のスキルが高ければ必ずしも良い治療、支援になるとは限りません。互いの専門性を尊重する、自分の役割を理解して努める、適切に情報共有を行うなどの態度を持って取り組むことにより、チームとして効果的な治療、支援につながると期待されます。
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