公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問71 (午前 問71)
問題文
23歳の女性A、新入社員。Aにとって仕事は面白く熱心に取り組んでいた。ある日、残業後に職場の先輩の男性社員から夕食に誘われ、一緒に夕食を取った。先輩の話は会社のことや仕事のことなど知らないことばかりでとても役立ったため、「また誘ってください」と伝えた。しかし、その後先輩から頻繁に食事に誘われるようになり、Aが都合が悪いと言うと不満げな顔をされたり、いつなら都合が良いかと聞かれたりするため、しつこいと感じるようになった。最近、誘われるのが嫌で会社を休むようになった。Aはそのことで社内の相談室に来室した。
Aに対する相談室の公認心理師の言葉として、不適切なものを1つ選べ。
Aに対する相談室の公認心理師の言葉として、不適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問71(午前 問71) (訂正依頼・報告はこちら)
23歳の女性A、新入社員。Aにとって仕事は面白く熱心に取り組んでいた。ある日、残業後に職場の先輩の男性社員から夕食に誘われ、一緒に夕食を取った。先輩の話は会社のことや仕事のことなど知らないことばかりでとても役立ったため、「また誘ってください」と伝えた。しかし、その後先輩から頻繁に食事に誘われるようになり、Aが都合が悪いと言うと不満げな顔をされたり、いつなら都合が良いかと聞かれたりするため、しつこいと感じるようになった。最近、誘われるのが嫌で会社を休むようになった。Aはそのことで社内の相談室に来室した。
Aに対する相談室の公認心理師の言葉として、不適切なものを1つ選べ。
Aに対する相談室の公認心理師の言葉として、不適切なものを1つ選べ。
- 体調で気になることはありませんか。
- あなたが相談にいらしたことはとても意味のあることだと思います。
- はっきり断らないから、相手を勘違いさせてしまったのではないですか。
- また誘ってくださいと言ったのは、職場の先輩に対する言葉として理解できます。
- せっかく仕事も面白いと感じているのに、このようなことが起きてショックですよね。
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この過去問の解説 (3件)
01
初回面接では、体調や生活のこと、生育歴などの情報が収集できると、クライエントの理解に役立ちます。
初回面接の内容をもとに、クライエントの見立てを行い、面接の方針を立てます。
体調で気になることを聞くことは、適切です。
ご飯が食べられているか、夜眠れているかといった情報を聞き取ることは特に重要です。
「あなたが相談にいらしたことはとても意味のあることだと思います」という言葉は、Aの来談への動機づけを促すため、重要です。
面接への来談は、少なからず緊張や不安があるものですので、Aの不安を取りのぞき、話しやすい雰囲気を作ることが必要です。
「はっきり断らないから、相手を勘違いさせてしまったのではないですか」という発言は不適切です。
まだ十分に情報が収集できていないときに、公認心理師が状況の意味づけをすることは不適切です。
また、Aを責めていることになり、Aの来談への動機がそがれてしまうことになりかねません。
「また誘ってくださいと言ったのは、職場の先輩に対する言葉として理解できます」という言葉は、Aの気持ちや行動を守るものとして適切です。
公認心理師が素直に感じたことを言語化することは、面接に役立ちます。
「せっかく仕事も面白いと感じているのに、このようなことが起きてショックですよね」という言葉は、Aの気持ちを汲むものであり、適切です。
公認心理師として、共感的理解を示したもので、良い対応です。
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02
正解は3です。
1.→適切
身体症状が表出していないか確認できる質問です。
2.→適切
ハラスメント被害を相談にくることはとても勇気のいることです。相談室に来れたことをねぎらうのは適切です。
3.→不適切
ハラスメント被害だけでなく、相談をしたことによって二次被害を受ける可能性の高い言葉です。
4.→適切
Aさんが自分の落ち度を感じないようにする言葉だと思われます。
5.→適切
Aさんの仕事を面白いと思っていたのに出勤できないというジレンマに寄り添った言葉だと思われます。
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03
不適切なものを選ぶ問題なので注意が必要です。
以下に解説します。
適切です。
ストレスを抱え、会社を休むようになったという行動問題を呈しているAさんの体調面をアセスメントすることは適切な対応だといえます。
適切です。
状況改善のために自ら行動を起こしたことについて肯定することは、Aさんの不安低減や緊張緩和に繋がり、初回アセスメントを円滑に進めるために重要な発言だといえます。
不適切です。
「はっきり断らないから、相手を勘違いさせてしまったのではないですか」との発言は、Aさんの行動を無根拠に否定するものであり不適切です。
公認心理師としてこういった発言を行うことは控えることが望ましいです。
適切です。
自分を責めてしまわないようねぎらい、共感を示すのはハラスメント被害を受けたAさんへの対応として適切だといえます。
適切です。
Aさんの置かれている状況や心理的変化について、公認心理師が寄り添って発言を行うことは適切な対応だといえます。
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