公認心理師の過去問 第1回 追加試験(2018年) 午後 問92
この過去問の解説 (3件)
認知行動療法に関する問題です。
A.T.Beckは、認知療法を創設しました。
条件づけ理論は、オペラント条件づけなど行動主義の理論です。
D. Meichenbaumは、自己教示訓練法を考案した人物です。
学習性無力感理論は、Seligmanです。
G. A. Kellyは、パーソナル・コンストラクト理論を提唱した人物です。
論理情動行動療法は、Ellisです。
適切です。
H. J. Eysenckは、行動療法に貢献した人物です。
自己教示訓練法は、D. Meichenbaumが考案しました。
現在の心理療法が、基礎心理学の何の理論ベースに発展してきたものかを理解しておく必要があります。人物と理論の知識も問われるので、整理して覚えてきましょう。
正解は4です。
1.→×
ベックが考案したのは、認知療法です。
オペラント条件づけ理論はスキナーです。
2.→×
マイケンバウムが考案したのは自己教示訓練法です。
学習性無力感はセリグマンの理論です。
3.→×
ケーリーは認知論的人格論の提唱者です。
論理情動行動療法を考案したのはエリスです。
4.→○
バウワーの唱えた感情ネットワークモデルとは、記憶や知識が感情と結びついていることです。
5.→×
アイゼンクは行動療法を考案しました。
人物と理論の組合せを理解できているかが問われています。
A. T. Beckは、認知療法を発展させた精神科医です。
条件づけ理論には、レスポンデント条件づけ(I. P. Pavlov)、オペラント条件づけ(B. F. Skinner)などがあります。
D. Meichenbaumは、ストレス免疫訓練を体系化した心理学者です。自己教示訓練法を提唱しました。
学習性無力感理論を提唱したのは、M.E.P.Seligmanです。
G. A. Kellyは、パーソナル・コンストラクト理論を提唱した心理学者です。
論理情動行動療法は、A.Ellisにより創始されました。
G. H. Bowerは、感情ネットワークモデルを提唱しました。
感情と認知の相互関係について研究し、気分一致効果や気分状態依存効果を示しました。
H. J. Eysenckは、人格心理学に関する研究を行った心理学者です。
MPI(モーズレイ性格検査)を考案しました。また、行動療法を体系化しました。
自己教示訓練法は、D. Meichenbaumにより創始されました。
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