公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問110
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問110 (訂正依頼・報告はこちら)
公認心理師の責務と職業倫理とに基づく相談業務の対応として、不適切なものを1つ選べ。
- 国内外の様々な指針や研究結果を実践的に取り入れる。
- 自分が兼務している別の機関にクライエントを紹介する。
- 友人から心理的支援の依頼を受けた場合は、多重関係となるため断る。
- クライエントに自分自身でどの機関で援助を受けるか決めるよう助言する。
- 初回の面接で自らが不在の際の対応について、クライエントに希望を聞く。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は2です。
1、〇 実践に取り入れる場合は、エビデンスをもとに検討する必要があります。
2、× 自身の兼務している別の機関にクライエントを紹介することは、利益誘導にあたります。
3、〇 多重関係を回避するため、断ることは適切です。
4、〇 クライエント自身の自己決定を促すように助言することは適切な対応です。
5、〇 事前にクライエントの希望を確認しておくことは適切な対応です。
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02
正解は2です。
1.→適切
公認心理師法の第2条では、知資及び技術の向上の責務について述べられています。
2.→不適切
利益を目的とした行為とみなされます。
3.→適切
友人だけでなく、上司や部下なども多重関係にあたりますので注意しましょう。
4.→適切
最終的な決定の権利はクライエントに在ります。クライエントの意思を尊重しましょう。
5.→適切
突如、セラピストが面接できない状況に置かれることも十分にあり得ます。そういう状況でのクライエントの希望を聞いておくと、クライエントの不安も軽減できますね。
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