公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問112

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問112 (訂正依頼・報告はこちら)

コーピングについて、誤っているものを1つ選べ。
  • ストレスフルな事態に対して行う認知的行動的努力である。
  • ストレスフルな事態そのものに焦点を当てたコーピングを問題焦点型コーピングという。
  • ストレスフルな事態を過度に脅威的だと評価すると、選択できるコーピングの幅が狭くなる。
  • 事態に応じて柔軟に適切なコーピングを選択できることはストレスマネジメントの重要な側面である。
  • 解決が困難な事態では、問題焦点型コーピングが情動焦点型コーピングよりもストレス反応の低減効果が大きい。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です。

1、〇 コーピングとは、ストレッサーに対する認知や行動的対処のことで、努力を要するものとされています。

2、〇 コーピングには、問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングがあります。

ストレス事態に焦点を当てるのが、問題解決型コーピングです。

3、〇 ストレスに対して、これまで行ってきたコーピングでは対処できないと感じ、コーピングの幅が狭くなります。

4、〇 ストレッサーに応じて柔軟にコーピングを選択できることは、ストレスマネジメントにおいて重要です。

5、× 解決困難な事態では、情動焦点型コーピングの方がストレス反応を低減させる効果があります。

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02

正解は5です。

1.→○

コーピングとは、脅威に対する対処のことです。認知的努力や行動的努力も含まれます。

2.→○

問題そのものに焦点を当てた問題焦点型コーピングと、情動に焦点を当てた情動焦点型コーピングがあります。

3.→○

問題が過度に脅威的な場面では、対処できるコーピングも少ないです。例えば、災害時での脅威に対する対処法略は選択できるものは少ないですよね。

4.→○

柔軟にかつ適切にコーピングを選択できるというのは、脅威を感じたときに適宜対処することが可能ということですので、ストレスの軽減も可能です。

5.→×

解決が困難な事態では、そもそも問題焦点型コーピングを選択することが困難なことが多かったり、ストレスの要因となり得る可能性が高かったりすることが懸念されます。

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